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2010年2月28日日曜日

中国出張記 Day 1

ということで、観念し出かけてた中国出張記です。上海IN,香港OUT。
行きは、羽田から虹橋だ。これは、楽だ。ターミナルは混んでるし、ぼろいが、行くまでの面倒さが全然違う。ギリギリ、ビジネスクラスOKの距離だったが、3時間ちょっとのフライトでビジネスはちょっと勿体ない。次からは、早割エコノミーで行きたい。欧州内の3時間圏だと当然みんなエコノミーだよ。


着きました、上海。虹橋から浦東のホテルまでほぼ30分。高速が町中を突き抜けていて、最後はトンネルで浦東へ。「へーーーー、こんなにスムースに移動できるんだ!!」僕の知ってる上海は激込みで、下道しかなく、遅々として前に進めないという感じだったのですが、すっかり変わってました。なんつったって、初めて上海に来た時は写真左側のテレビ塔が建設中であとは何にもなかった。上海が発展した大きな理由の一つは、手付かずだった広大なデルタ地域があったことは間違いないだろう。GoogleMapを眺めると、改めてそう思わされる。


直前まで忙しく、宿泊先がどこか全く頭に入っていなかった。送迎の車に連れてこられたのがこの左側のビルに入っているホテル。森ビルが建てていて、日本でもよく話題に上り、ここだけは泊まりたくないなぁと思っていた場所だ。500m以上の高さがある。こんな地盤の緩い場所に500m超なんて狂気の沙汰。絶対に倒れる。絶対泊まるまいと思っていたのに...........。かなりブルーな気分だ。


Park Hyatt Shanghaiにチェックイン。笑顔で迎えられ、「変わったなぁ」とつくづく。昔は、部屋があっても断られたことが多かったのに。部屋は94階。といっても、雲の上で何にも見えません。夜になると、目線に月が見えました。きれいで、かっこいい部屋なのだがやはりなんだか落ち着かずすぐに街に出た。今日は、ディナーミーティングまで6時間ほど自由だ。


              

南京東路。90年代のここは、真ん中2車線をトロリーバスが行き交い、その両側を自転車が、そしてさらに外側を人が歩いていた。もう、限界というまで人がいて、騒然としていた。02年に訪れた時はすでに歩行者天国に。今回、そぞろ歩きをするも、服装がとてもこぎれいだ。


                                    
あらゆるものが変わってるのだが、昔良く泊まった「南京飯店」は健在で嬉しかった。当時の中国は、外国人の泊まるホテルが指定されていて、その中では便利で安かった。2000円くらいで泊まったのではないだろうか。


ホテル前の屋台や、食堂も昔のままだ。懐かしい!


おなかがすいたため、上海名物の小龍包に、酸辣湯。そして、サントリービール。これで、25元だった。おいしい。


             
地下鉄は、90年代には全く走ってなかった。何がびっくりしたって、みなさんそこそこマナーが良い。
一応、並んでいる。昔は、バス停にバスが来ると、席を確保する為に人を引っ張りおろしていたのに。

                                  
上海駅。立派な建物に変わっている。昔は、駅前にボロを着た人がたむろしていたのだが、あまり見かけない。警備が非常に厳しい。あーーー、このまま軟臥の券かって広州くらいまで汽車に乗りたいなぁ。


             
再び中心街に戻る。あちこちで、開店近かのブランドショップが。
後になってわかったのだが、建設ブームで、取り敢えず見栄えが良いようにこれらのブランドは賃料タダで頼んで入ってもらっているらしい。完成と同時にビルを転売。売れなければブランドも即撤退。日本や香港の方が3割以上安いため、小金を持った人々は買出しに行くそう。客は田舎から観光に来た人だとか。小売は競争が厳しく、かなり淘汰が激しいらしい。
そもそも中国は、海外資本が世界中から集まり、また民族資本も多くあるため消費関連は世界一の激戦区だ。単位売上高広告比率は世界最高。しかも、宣伝を止めたら即、売り上げが落ちるらしい。Brandingしても、Equityにならないなんて.......厳しい市場である。

*ちなみに、今、ルイビトンで一番売り上げの大きいお店はどこでしょう??
 答えは、Day 2の一番最後。

こんな感じで、あちこち歩いてたらあっという間に6時間過ぎてしまった。いやー、旅行魂がくすぐられる。もっとあちこち行ってみたい。地下鉄で郊外に行くとどうなってるんだろう?蘇州にも足を伸ばしたいなぁ。 etcetc.

涙をのんで、ホテルに戻り、シャワーを浴びてディナーミーティングへ。

2010年2月27日土曜日

中国出張記 Day マイナス1


90年代は、中国は僕の中で一大ブームだった。
天安門事件は89年。当時アメリカで生活していた僕は、ABCテレビで再三流される映像に大ショックを受けた。その翌年にはベルリンの壁崩壊。溶解する社会主義体制の中で、中国だけが取り残されているという感覚が一般的にはあった。海外からの投資はタイ、マレーシア、インドネシア、韓国には向かっていたが、中国はまだまだだった。しかし、「改革開放」路線は明確に踏襲されている。間違いなく21世紀は中国が再勃興する世紀だとの確信があり、その前段階を見ておきたかった。
92年春 香港 10日ほど
92年夏 アメリカ
92年冬 韓国 3日
93年春 香港、シンガポール、マレーシア 半月ほど
93年夏 香港、広州、上海、杭州、無錫  ひと月ほど
93年冬 台湾 4日
94年春 タイ、シンガポール、インドネシア  半月ほど
94年夏 北京、大同、大連、長春、瀋陽、ハルピン ひと月ほど
94年冬 イギリス、アメリカ 
95年春 タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア 3週間ほど

学生時代の旅行を思い出してみた。たぶん、こんな感じだったと思う。
アジアに入り浸っていたなぁ。安宿巡りで、楽しかったなぁ。

その後中国は

95年夏 上海、蘇州 5日ほど
00年夏 上海、南通 一週間ほど出張
02年夏 上海、自費で弾丸旅行 2泊
07年夏 広州3泊 出張

という感じだったかな。毎回、中国は旅行中はちっとも楽しくなかった。
でも、戻るととっても懐かしくなる不思議な国だった。
あの頃のインサイトをもとに中国を極めてたら、今頃どうなってただろうか。
公害に悩みながら、上海あたりに駐在してたかも??

間にアジア危機を挟んで、アジア各国は財政的にも格段に強くなり.......というのは既知のとおり。
そんな中国、アジアをしり目に、僕はロンドン駐在となり、今更ながらの英国、欧州文化に感激し、どっぷりと浸ってしまった........。一方、中国は、行くと疲れる。結構危険。もう、子供もいることだし....と可能な限り接触を避けてしまった。

しかし、年貢の納め時が。
ここ最近、全く出張してない。中国は全然行ってない。経済環境も戻ってきたし、必要な出張はドンドン行くべしという雰囲気に.....。10月は半月欧州、12月は10日間アメリカ、そして今回は4泊5日の中国弾丸ツアーへ出かけることとなった。

2010年2月21日日曜日

ホワイトアスパラガス


春を知る食べ物と言えば、もうこれしかないって感じ。一度食べたら忘れられない。本当にこの時期の1,2ヵ月しか味わえない貴重な食材。それがホワイトアスパラガスだ!
今日、近所のスーパーで「香川産」として売っていた。4本で580円。んー、家族で8本で1,160円か。僕の先週木曜日のランチは「カップめん+自宅から持ってきたおにぎり」で158円だったんですけど。と、一応戸惑ってみるものの、この味を知った者、この初物を買わずには居られなかった。イギリスから帰国後は、なかなかお目にかかれなかったのだが、昨年くらいからやや市民権を得つつあるようだ。大きいのにひかれるが、やや細身のほうが繊維質があまりなくおいしい。茹でて、”ディジョンマスタード+マヨネーズ"で前菜として食べました。


                                     

こちらは、2005年6月にフランスで食べたホワイトアスパラガス。いっぱいのってるなぁ~。
今度はこんな風に食べてみようっと。

2010年2月20日土曜日

「トヨタストラテジー」 佐藤正明著


以前、買ったのに結局やまなかったこの本。Amazonのマーケットプレイスに出品したままになっていたのだが、昨今のトヨタ騒動で注文が入る。
そうなると、読まなかったまま売るのももったいない気がして走り読みをした。
トヨタの代々の経営者の職務経歴、考え方、功罪の功の部分について良く分かる本だった。また、70年代の合従連合や、90年代後半の提携の流れなど、業界の歴史についての記述は、自動車関連のノンフィクションを多数書いている新聞記者出身の著者ならではで、改めて勉強になった。

しかし、これだけ大騒動になっているにもかかわらず、トヨタ自動車への報道はまっすぐでない。
それは、日本最大の広告主だし、トヨタからの取材拒否に会うと記者生命にも関わるかもしれない。しかし、こういうときにきちんとした報道をしないと、自己否定しているに等しい。それに、NHK。広告貰ってないくせに、先日のAtoZは学者などのインタビューを主にした構成で、オブラートに包んだイメージ報道だった。こんな事だから、受信料聴取率が低いのだ。今回のことは、海外での品質問題ということになっている。そんなわけないだろう!と当然の感覚として思うのだが。
結局、真の問題点は外国メディアにお任せか?

私は、現社長に交替した前後の人事などを見ていて、こいつは不味いなと思った。この本の著者を始め、メディア界にもそう思った人は多数いたはずだ。何に、あの異様な人事や、個人名を挙げた取材禁止令など、普通の感覚ではあり得ない様なことに対して誰も警鐘を鳴らさなかった。昨年12月に米国出張した際にも、トヨタに対する敵対的な新聞報道に私はかなり驚いた。こんなことになっているのに、日本では取り扱いが格段に小さい。もしかして、トップまできちんと伝わってないのではないかと。

ん?読書記からはちょっとずれてしまった。



2010年2月15日月曜日

お気に入りCD


昨年12月、シリコンバレーでベンチャーキャピタリスト数名にあった
その中の一人が、会うや否や「これ、wifeのCDだから良かったら聞いてね」といってくれたのがこれ。




いかにも、Geekな感じの彼と、日本人のJazzピアニストのカップルというのが不思議な感じ。
お子さんが二人いるそうで、ご本人は目下子育てに専念されているるらしい。
 
帰国してさっそく聞いてみた。あのシリコンバレーの明るい感じを思い出させる軽やかで楽しいピアノ演奏は、一度聞いただけで僕のお気に入りとなった。
すかさず、もう一枚注文!
 



全然、曲の意図とは関係ないんだが、かなり衝撃的だった西海岸のライフスタイルと、「個」として人々が力強く生きている世界を思い出させる、僕の理想のライフスタイルへの応援歌のようなCDとなった。
今年、もっとも聞いているCDです。

と、書きながら、もう一枚注文してしまいました。楽しみ楽しみ。



2010年2月12日金曜日

本日の赤ちゃん


毎日、少しずつ顔がしっかりしてくる感じがします。
目をぱっちり開けて、よくまわりを観察しています。

2010年2月11日木曜日

赤ちゃん退院



2/6(土)の朝に生まれた赤ちゃんは、今日(2/11)が退院。まだ、名前がありません。
週末に生まれ、祝日に退院とは、気の利く子である。
おっぱいもようやく飲むようになって、体重もやっと増え始めました。

それにしても、長男そっくりの顔。笑ったり、泣いたり、顔をしかめたりしたときの表情の細かなところまでそっくりで不思議な気分。

そういえば、日曜日の夜に母方のなくなった祖父を始めとして生きている人、亡くなった人みんな出てきて大宴会をやっている夢を見た。なんだか不思議な夢だったが、みなさん、興味があって見に来てくれたのでしょうか?

4人家族の生活が本格始動です!


2010年2月6日土曜日

赤ん坊がやってきました!


本日、第二子が誕生した。仕事が忙しく、3時間睡眠が続いていた。今日は、朝の4時まで仕事をして、そろそろ寝ようと思っていた。そのタイミングで破水=>即、病院へ。5時に病院について、部屋に入る。もう、眠気が最高潮に。陣痛が時折来る家内を尻目にうたた寝をする。7時ごろ、分娩室へ。あれーー、なんか想定より展開が速い!助産婦さんいわく、もうそろそろ産まれます.....。幸い長男は、昨晩23時までテレビで「ぽにょ」を見ていたため、暴睡中。起きている間だと、立ち合わせるべきかどうか悩んでいたが、杞憂に。隣の分娩室で、赤ちゃんが産まれた声が聞こえる。うちもそろそろ出て来るんだなぁ。

性別はあえて聞いてないも、「女の子」ではないかと思っていた。何より、おなかの中での行動がぜんぜん違う。長男の場合は、えい!!えい!!という感じで、おなかが飛び出るほどキックしていた。今回は、動いてはいるんだけど、ヤンチャさが全く伝わってこない。予定日の2/3になっても何も音沙汰なし。なんとも、マイペースだ。

段々と陣痛が激しくなる。頭が出てきたと。長男のときは、ここでひっかかって最後は吸引となった。しかし、小ぶりなのか、そのごスルスルと出てきて、8時20分に誕生。
やっぱり、女の子だ!

昨年、札幌でフレンチレストランに入った。隣の席が、男子中学生二人の4人家族。
お父さん「美味いだろう、ここの店」
子供1「うん。美味い」
子供2「うん」
って感じで、会話が全然ない。思春期の男子はこんな感じだよな。
男の子二人のほうが、なんだか一族安泰の感じがして言いなぁと思っていたが、この様子を見た時に初めて、女の子がいたほうが家の中が明るくて楽しいかもと思った。

赤ん坊は、泣き声も何だかか細い。長男の第一印象は「でけーー」だった。手足が大変大きく、分厚い。長女の場合は、手が女性のほっそりした手で、なんともはかない印象。

家内はかなり出血をした模様で、医師が慌しく動いている。
血を見て、血の気が引いた......。あー、耐えられない。眠たい。
9時に長男が起床。朝方、ちょっと入ったので覚えていたのか分娩室までやってきた。
ちゃんと、上靴まで履いてる。「大きくなったなぁ、3歳8ヶ月」
「かわいいねー」と普通に起きていることを理解している様子である。
ちょっと耐えられないので仮眠をと、部屋に戻り1時間半ほど眠った。その間、長男は何度となく起こしにかかったが、僕は眠り続けた。バックの中のアメを監視がないことをいいことに食べ始めたようだ。しかも、「お父さんと一緒に食べた」という事にするために、寝ている僕の口の中に、大量のあめ玉を押し込んだ。いやー、目が覚めて口の中の違和感に驚愕。

女の子は心配事がおおいなぁと思う。変な男にだまされませんように。
女の子が結婚したいと連れて来る男が、男親への通信簿らしい。
駄目男であった父親には、駄目男の婚約者を連れて来るそうだ。
いやー、責任重大。男の子は、そういう気遣いがいらず楽だと思ってたのだが、大変だなぁ。

夕方には、妹一家も尋ねてきた。

こちらは、産まれて直後の長男。いや、ほんとに似てるわ。
今日は、病院近くの焼き鳥屋に夕食に出かけて、男同士の食事をした。
いつでも病院に行かれるように臨戦態勢で、酒絶ちをしていたので、久しぶりにビールが飲みたい。大ジョッキで、カーッと行く。うまい!
締めは、隣のラーメン屋さん。長男は、「お父さん、このラーメン屋さん本当においしいねー。また、来ようねー。」とラーメン屋のオヤジが泣いて喜ぶコメントを叫んでいた。なぜか、どのラーメン屋でも言うせりふなのだが。その後、「お父さん、次はどこに行く?」と完全に梯子モード。
でも、病院に連れ戻した。

赤ちゃんは、全然泣かない。今日は、2回オムツを替えた。
夜9時半、一端家に戻り、長い一日を終える。

これで、4人家族だ。楽しいな。

2010年2月5日金曜日

日本に生息する謎の鳥


 

日本には謎の鳥がいる。正体はよく分からない。
中国から見れば「カモ」に見える。 
米国から見れば「チキン」に見える。 
欧州から見れば「アホウドリ」に見える。 
日本の有権者には「サギ」だと思われている。 
オザワから見れば「オウム」のような存在。 
本人は、「オシドリ」夫婦が理想。
でも、奥さんからみれば「ツバメ」。
そして、鳥自身は「ハト」だと言い張っている。 
私はあの鳥は日本の「ガン」だと思う。

2010年2月1日月曜日

キヤノン Powershot S90


Powershot S90が売れているらしい。

僕もこれ、昨年11月末に買ってしまった。
10月に久々に欧州に出張して、これまた久しぶりにIXY Digitalを駆使した。
デジタル一眼レフ(SLR)に慣れてしまったため、発売後1年半のIXY Digitalであったが不満たらたら。仕事とは言え、やはり人生の大事な時間を使って出かけたのだ。見たもの、感動したものは、プライベートと同様にきちんと記録したい。とはいえ、出張にSLRをもって行くのも顰蹙ものだ。画質を追求したコンデジといえば、Ricohが有名だが、昔使っていたリコーのフィルムカメラは泣かされたため、絶対にRicohは買いたくなかった。ブランドが嫌いだ。

で、昨年秋に登場したのがこのS90。Canonはこの数年EOSとIXYにリソースを割いて、Powershotシリーズは手を抜いていたと思う。きちんとしたものを出して欲しいなぁと待ち続けていたので、本当にうれしかった。機能を犠牲にしない範囲でコンパクトさを追求していて、バランスがとっても良い。
ギリギリスーツのポケットに入れて持ち歩ける(いつも入れるにはごつ過ぎるが)。表現力がとても豊かで、シーンによってはSLRの画像と見間違うほどだ。撮った写真を見て、にんまり自己満足に浸ることもしばしば。当初は出張時しか使わないだろうと思っていたが、今では子供との散歩などのカジュアル用途にもフル当番している。SLRもって出るほどでもないかというシチュエーションでは記録は残らなかったのが、S90のおかげできれいに記録される事となった。


ところで、このカメラなんか親しみあるデザインだと思っていたら理由が判明した。僕が小学生の頃、我が家のカメラは、キヤノンデミだった。ネット情報によると、ハーフサイズのファミリーカメラとして一世風靡したらしい。サラリーマンの初任給が5万円とかの時代の1万円だから、当時は結構な値段だったのだろう。父も大切にしていた。ドライブ先でボンネットに置いたまま発車してしまい一度はなくなったのだが、新聞の「落し物欄」を通じて戻ってきたつわものだった。一度裏ブタを空けてしまい、僕の七五三の写真がなくなったこともある。えらく怒られたなぁ........。いや、話がそれました。そのベストヒット商品をデザインのモチーフにしたのではないか?僕のように、深層心理に訴えられて目がとまった人も多いと思う。デザイン、ブランドの価値を思い起こさせる話である。


なお、アメリカ出張記の写真は、全てS90にて撮影しました。


市場価格33,000円、amazonが最安値でビックリ。
ポイント割引で「実質○○円」ではなく、男の一本値勝負。
あっぱれ!




2010年1月31日日曜日

息子甘える


3歳8カ月でいよいよ一人っ子卒業間近のこのお方。
僕の卒業は、1年3カ月だったけどね!

ということで、安産祈願に近所の大宮八幡宮に出かけたのちにFUJIYAでパフェをおご馳走し甘やかすことにした。御覧のとおりの満面の笑み。兄妹ができる自覚は一応あるようだ。

2010年1月29日金曜日

2010/1 マーケットレポート


皆さんこんばんは。1月号をお届けします。


1.1月の株式市場

先月の当レポートでは、「足元の株価の上昇はリスクシナリオのみがハイライトされて下落した11月までの相場の揺り戻し。第3四半期の決算が始まる月末までは、特に業績面でのサプライズなどもない事から、現状の水準訂正が続くと考えている。感情的に売り込まれ、PBR1.0x以下に売り込まれた銘柄などに分がありそう。但し、日経平均で11,000円を超えて株価が更に上昇するとは思えず、深追いは禁物」というようなお話をしました。ほぼ、見通し通りの相場展開となったと思っています。特に、日経平均は10,982円ともう少しで11,000円台というところまで

行きましたが跳ね返され、この水準は簡単には超えないだろうということを改めて認識した次第です。高値を付けた1/15を境に相場は大きく変化しました。例年、1月のパフォーマンスは「リターンリバーサル相場(=これまでのトレンドの真逆相場)」となります。これは、1年の初めであることから、リスクバジェットが大きく、昨年の出遅れ株に投資してみようという思惑が働くからだと思っています。今年も例年通りの展開となり、昨年芳しくなかったセクターや、単純にPBRが割安な銘柄などが大きく買い戻されました。その後、米国の金融規制強化と、中国の引締めニュースを受けて、市場は下落に転じました。月次のセクター別パフォーマンスでも、リターンリバーサルの傾向が確認できます。海運、その他金融、銀行、通信、電力ガスなどのセクターが上昇した一方で、自動車、精密など昨年の好パフォーマンスセクターが売られました。



2.外国人買いは続くのか

当レポート11月号で、そろそろ外国人買いが復活しそうだというお話をしました。実際、12月、1月は久方ぶりに1兆円を大きく上回る買い越しとなっています。日本株のパフォーマンスを決めるのは外部要因というお話をしてきておりますが、今の買い戻しは主に、世界各国での超大幅金融緩和の終焉リスクを市場参加者が意識し始めたことに由来しています。その結果、ドルベースでのTOPIXが年初来2.5%上昇する中、中国、ブラジル、香港などの新興国市場が8%以上下落、欧米市場も5%前後の下落となっています。過去も、日本株は米国の最初の利上げでアウトパフォームが始まり、最後の利上げ以降アンダーパフォームしています。これを踏まえると、日本だけ上昇している構図には違和感はありません。しかし、ここ2週間ほどは日本株を保有せずに負けたファンドが仕方なくリスクを下げる目的で買っている様で、短期的にはモメンタムのピークだと感じています。外国人投資家が買い越しするということは、銘柄選択においても重要なインプリケーションがあります。彼らはファンダメンタルズとバリュエーションを精査して買いに来ますので、業績が上方修正トレンドにあり、割安な銘柄がよりアウトパフォームすることになります。安くて成長している銘柄がアウトパフォームするのは当然に思えますが、この2年は色々な投資主体が売り越し基調にあり、なかなかファンダメンタルズやバリュエーションでは説明できない株価の動きが多かったといえます。こういった面でも、市場の正常化が起きています。



3.今後の相場見通し

先週から第3四半期決算が始まりました。中間決算までは、あまりに悲観的な会社予想が大きく上方修正されてきました。しかし、ここにきて企業、業種で違いが出てきたように思います。そして、計画並み、コンセンサス並みの業績に対する市場の反応がかなりシビアな事が気になります。決算が一通り出揃う2月半ばには、「内需苦戦、外需は腰折れにこそなっていないもの、まちまちの決算だった」という認識になるでしょう。

大きな業績の上方修正なしにはY11,000円の壁は容易に割れないと思います。一方、先月のレポートでお話ししたリスク要因等により株価が一瞬弱含む局面も想定されますが、Y10,000を割るようなレベルではむしろ買いを考えた方が良いでしょう。また、引き続き、米国、中国、新興国での金融引き締めニュースには非常にセンシティブな状況が続くでしょう。



4.金融規制について

伝統的に民主党が強かったマサチューセッツ州で共和党が勝つや否や、オバマ政権は金融規制強化案について口及し、ウォールストリートを新たな標的に据えています。「大混乱を引き起こした結果、多額の税金を投入した。しかし、その反省もなく、金融機関は再び荒稼ぎをして失業率が10%を超える中、多額のボーナスをもらいけしからん。」というのが、民意であり、それを汲んだポピュリスト的政策だといえます。一方、政策として重要なのは、金融仲介機能とそこから創造された信用を維持拡大することです。新政策は、明らかにこれに反しており、実際にインプリメントされれば、大きなデフレプレッシャーとなることでしょう。株価が急落したのはこのような理由からです。

インベストメントバンクの報酬が高いのは、ビジネスが儲かっているからです。これに対する批判をかわすために、必要以上にレバレッジ規制等をかけるということは、結果的に経済に大きなマイナスインパクトを与えることでしょう。私であれば、寧ろ「インベストメントバンクのプロフェッショナルは2つ以上の職務を行ってはならない。電話取り、コピー取り、コーヒー買い出し係、机拭きがかり、接待アレンジ係etcと一人につき100人の下請けを雇うこと」という法律でも通します。ボーナスは減り、金融機能は維持でき、雇用も拡大することでしょう。アメリカの中間選挙、日本の参院選を控えていますが、この様に大衆迎合型政策が景気を冷やすリスクについても注意が必要だと感じた次第です。



5.お勧め図書

「異形の将軍」津本陽著

作者は12月の日経新聞の「私の履歴書」にも出ていました。この本は「田中角栄」の生涯を記した本で、彼の光と影が良くわかります。小沢一郎氏の事件?が騒がれる昨今、より面白くお読みいただけることでしょう。

ところで、日経新聞と言えば最近めっきり「二番底」という言葉を使わなくなってしまいました。あれだけ危機をあおっていたにも関わらず、見通しが外れるとこっそりと矛先を鎮めるというのは日経新聞の常套手段ではありますが、本当に迷惑な話です。株式投資では情報は非常に重要ですが、メディアのフィルターを通さず、統計などの一次情報を咀嚼する力がこそ大切だと言えるでしょう。



それではまた、来月まで。


  







2010年1月23日土曜日

「希望を捨てる勇気」 池田信夫著


ホリエモンのウェブサイトでみつけ、購入してみた。

筆者の池田 信夫氏主催のアゴラは大変面白い試みで時々見に行っている。
権力の監視というメディアの使命が日本は果たされていないどころか、逆転しているため(i.e.権力の擁護)近時、このようなサイトがどんどんできつつあるのは非常に重要な変化だ。




ただし、この本はくどすぎること、原稿の量稼ぎ的な記述も多いこと、タイトルと内容に違いが大きいことなど、残念な点が多かった。
 
労働市場のこう着性があらゆる問題の根源であることは、私も常日頃考えている。この点において、もっと社会を啓蒙できないのだろうか。私にしてみれば、同じ企業に20年、30年と努めることなど狂気の沙汰である。
 
作者がメディア出身だからかもしれないが、細かな指摘、主張が多く辟易とした。
また、名指しの批判が多い割には、多いだけでカウンターアーギュメントを行ってないのもずるかろう。このような論争を書籍上で行うのはやめてほしい。

経済とあまりかかわりのない学生、主婦、公務員向けか。
プロには現実との差が大きすぎて、あまり相手にできないと感じました。

「1分間の日記で夢はかならずかなう」 今村暁著






友人が書いた本。偶然にも出会いました。
願い事をかなえるには、まず願うこと。そして、実現までのプロセスを何度もイメージすること。そうすると、本当にかなう。 これは、僕が16歳ごろに発見した法則で、受験や仕事などなどいろんな難関をこの手法で何とか乗り切っている。
 
今村氏が同じような指摘をしていて、僕の「妄信」にはロジックがあることが分りうれしかった。
自分が本当に願っていることを知ること、そしてそれを願い続けることのために「日記」を活用するというアイディアには感心した。3年前に半年続けて立ち消えになっている日記を早速ふたたびつけ始めた次第である。

読書時間1時間半

2010年1月15日金曜日

「邪魔(上)、(下)」

この年末年始.......と言っても既に完全に普通の生活モードだが......なぜ奥田英朗にはまっている。
初めて読んだ「無理」を読み終える前に、「邪魔」をamazonで買っていた。
東京で平凡なサラリーマン生活を送っている私にとって、まったく知らない世界を「実体験」させてくれる。それが、「奥田英朗」だ。不安さ、後味の悪さ、やるせなさ、必死さなどなどまるで自分がその世界の中に入り込んでしまった気分だ。こんな体験、絶対にしたくないんだけど、そういう立場にある人々がどの様な感情を持つのかが疑似体験できる。

「邪魔」もその期待を全く裏切らなかった。作家の経歴を私は良く知らないが、警察組織とや〇ざの関係は恐らくここに描かれているようなものなのであろう。一線を越えてしまっている人も多いのでは。ただ、法的手続きに乗っ取られた瞬間に「裁量」の余地は極端に限られる。あー、法治国家に生きてて良かった!夫婦でこの様な形で疑心難儀になるというのはつらいだろうなぁとも思った。この奥様は不憫だ。昭和時代のお見合いカップルというのは大なり小なりこんな関係だったんだろうか。本心で理解できない夫婦ではあったが社会全体の婚姻率は高い社会と、お互いをよく理解し、信頼している夫婦と、そういう関係までたどり着ける人が居なかったばかりに未婚を通している個人が存在し、結果として婚姻率が低い社会(今の日本)はどちらが正しいのか??深い命題だ。これって、簡単に考えていたけど「個人」として生きるのか、「種」として生かされているのかという選択のような気がしてきた。能動的に生きると、婚姻率は下がるのかもしれない。

いやいや、筆者の意図とはかなり離れていると思うのですが、大変楽しめた本でした。

読書時間 上巻5時間、下巻5時間 計10時間。 
  

2010年1月12日火曜日

「無理」 奥田英朗著

誰かのブログにコメントされていたのを見て衝動アマゾン買い。
最近のアマゾンは11時頃までに注文すれば当日中に届く。
なんて、便利なんだろう。

豊かな地方都市の生活に僕は憧れを抱いているわけだけど、札幌とか福岡じゃなくてもっともっと小さな地方都市の現実的な問題を突き付けるインパクトのある本だった。
読後感として最も強く残ったのは、「東京の生活の方がマシかもしれない」ということと、「えもいわれぬ閉塞感」だった。この「閉塞感」は何も、この本に出てくる街に限らず、路頭に迷ってしまっている日本全体のそれに近い感情だった。

・議員・高校生・県庁職員・専業主婦・訪問販売員・やくざ者・警官・引きこもりなどなどそれぞれの目線から見た生活、価値観、人生観などがvividに伝わってくる。みんな見えない何かに縛られまくり、閉塞感の中でもがき苦しむも、出口などあるわけがない.....(いや、本当にそうなのかな?).....案外、そういう日常は一寸先は闇というほど暗くはない。一方、変化を求めると見通しは全くない。後者のリスクを避けるばかりに現状を受け入れている人も多いのではないだろうか。

ストーリーの構成が興味深かった。最近、この様に章ごとに登場人物が入れ替わる構成をよく見るが、流行りなのかな?なんだか、テレビドラマのカットを見てる感じだ。テレビっぽくって受け入れられやすいのだろうか。そして、そのバラバラのストーリーが最後に......。これも、画像でやっちゃうとアメリカ映画っぽくてシラケものだろうけど、徐々に読み進める本だからこそやれる面白い結末だった。

うん。長編だけど結構引き込まれて一気に読めます。なかなかのエンターテイメントだった。
読書時間8時間。





2010年1月10日日曜日

「横道世之介」

知人に紹介され、amazonで検索する。なるほど、なかなか面白そうだ。
今日はちょうど金曜日。一気に週末に読みたいと思い、久方ぶりにリアル店舗(日本橋丸善)で書籍を買い求める。銀座線にのり読み始める。井の頭線に乗り換え明大前を過ぎた頃には、周りの景色が大学時代のそれに見えてきた。
80年代後半の時代の空気がすばらしく上手に書かれている。みんなが将来を楽観し、楽しく、しかし一生懸命生きていたんだなぁ。明日は今日よりもきっと楽しいとあの頃は信じて疑っていなかった気がする。その時代を幸運にも学生として過ごした人にとっては、大変懐かしく当時の”空気”を思い出すことが出来るのではないだろうか。私は、不幸にもこの頃は中学生?
学生さんにとっては、この時代の「出会い」ということの重要さを認識させられる読み物かも。学生時代の人との出会いは一生を変える可能性を秘めている。社会人十数年目の出会いは..........私はひとつの出会いによって変えられるほど柔軟でなくなり、かつ変えてもらえる時間も確実に減ってしまっている。
金曜日の深夜までかかって、一気に読みました。とても懐かしく、暖かい気分になりました。
学生時代に過ごした街に暮らしているわけですが、周囲が当時とダブって見えた次第。
僕よりずっと年上の人は、そんなことより新大久保の事件と重ね合わせるんだろうなぁ。
詠む人の年齢によって、印象が全然変わる本とも言えよう。


読書時間:5時間 

2009年12月30日水曜日

2009/12 マーケットレポート


皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。




といいつつ、会号としては12月号となります。お届けが遅くなり申し訳ありませんでした。当レポートは毎回執筆に4時間程度かけております。日本はメディアの経済リテラシーが著しく低く、普通の生活をして日経新聞を読む程度では偏った情報に洗脳されかねません。こういった問題意識の元、読者の皆様の投資判断、経済の現状判断の核として頂けるような内容にしたいと心がけており、毎回熟考の上執筆しております。今後ともよろしくお願いします。



1.12月の株式市場

さて、まずは12月の相場から振り返りましょう。先月のレポートでは、「日本株はマイナス材料のみを織り込んだ状況にあり、そうなった理由については十分な正当性があるものの、ここから先はダウンサイドよりアップサイドの方が大きい。価値の顕在化を助ける外国人投資家の不在がその時間軸を読みにくいものとしているが、欧米の投資家についても、この一年大きくアンダーパフォームした日本株がこのまま下落し続けるのか不安視しており、短期的には日本株のアンダーウェイトを買い戻すような資金流入が始まっても良いタイミング」とお話しました。実際、12月の株式市場は久しぶりに外国人投資家が大きく買い戻しており、その結果TOPIXで8%、日経平均ではそれ以上の年初来高値に肉薄する上昇となりました。



2.2009年を振り返って

2009年の市場をもう一度振り返ってみますと、年初から3月中旬までは株式の保有を減らす解約売りに押され、バリュエーション、ファンダメンタルズと無関係に売られる異常な相場展開となりました。しかし、また、各国の金融当局が金融の大幅緩和を行い、また政府も過去稀に見る財政支出を行ったため、次第に市場の関心は経済の安定化へと向かい、売られる過ぎ銘柄の大幅な水準訂正が起きました。これらの政策は、ドル安を招いた一方、金融ショックの影響の小さい新興国は金融緩和のメリットを大きく受ける形となりました。また資源高を後押ししました。その結果、中国、ブラジルを初めとした新興国はいち早く成長軌道に回帰しました。グローバルに見ると、これら新興国のポジションをファンディングする格好の市場が「輸出依存度が高く、金融機関の資本が薄く、人口減による潜在成長率も低く、ファンダメンタルズの魅力がない」日本株でした。

セクター別で見てみますと、市場全体は+6%でしたが、自動車は+53%、商社は+40%、電気機器は+36%というように輸出産業や資源関連のパフォーマンスが飛びぬけてよかったことが分かります。一方、銀行は-22%、電力-20%など内需株は10%以上のマイナスとなっています。つまり、表面上は日本株市場はグローバル市場を大きくアンダーパフォームしたということになるのですが、実際には「途上国の急成長のメリットを十分受けた製造業、輸出産業の株価は他国市場に引けをとらない上昇だった一方、内需関連株が全く良いところはなく、大きく足を引っ張った。」という事になります。この点は2010年の日本株のリターンを考える上で非常に重要なポイントといえるでしょう。



3.2010年の展望

では、2010年はどういう市場になるでしょうか。足元の株価の上昇はリスクシナリオのみがハイライトされて下落した11月までの相場の揺り戻しです。第3四半期の決算が始まる月末までは、特に業績面でのサプライズなどもない事から、現状の水準訂正が続くと考えています。日経新聞が大好きな「景気の二番底懸念」で感情的に売り込まれ、PBR1.0x以下に売り込まれた銘柄などに分がありそうです。但し、日経平均で11,000円を超えて株価が更に上昇するとは思えません。この水準であれば、株式を売却しても益が確保出来る金融期間を中心に売り圧力は大きく、また経済基盤の弱い新興国のデフォルトなどのニュースが突発的リスクで下落することも考えられます。年度末までの3ヶ月弱は9,500円-11,500円程度のレンジをイメージしており短期的には上限に近づきつつあります。2009年度は外需と内需で大きなパフォーマンス差が生じましたが、これがどうなるかというのは2010年の大きなポイントです。Y90-Y95円/$の為替で推移すれば、輸出産業の業績回復は上方修正トレンドで推移すると考えます。最高益のEPS(一株あたり利益)を意識しながら、P/E10x台後半での評価となるでしょう。現在の株価はBPS(一株あたり純資産)ベースで形成されており、ピーク利益ベースでのPERを見ると大きな差があります。これが、銘柄間パフォーマンス格差の最大の要因となることでしょう。内需株は不確定要素が非常に多いといえます。こちらは、P/Eで10xから15xのバリュエーションで取引されており、割安感があります。したがって、向こう12ヶ月ではどこかのタイミングで水準訂正があることでしょう。しかし、年間を通じて輸出株を上回るかどうかという意味では、為替の水準と政局の行方が大きな不確定要素で、現時点で明確に答えることは難しいといえます。これに加えて、メディア的には当然と捕らえられている新興諸国の持続的な成長もリスク要因です。このまま世界経済が順調に回復を続けると、資源価格の上昇、投資資金流入によるインフレに対抗する形で金利を引き上げなどが、成長にショックを与える可能性があります。日本の石油ショックに似たイベントといえるでしょう。実際にブラジルなどでそのリスクの芽が出始めています。この場合、一時的にはリスク回避行動が大きくなり、先進国市場も巻き込んだ調整となることでしょう。しかし、新興国の調整以上に、先進国の経済は大きいことから、結果的には短期的にな調整になるだろうというのが私のメインシナリオです。

これらを踏まえて、目先は日経平均Y11,500を上限にY11,500からY9,500のレンジ取引。年央高でベストケースでは参院選前後の夏場に13,500円程度まではありうるが、年末にかけて下落し、年を通してみれば15%前後(Y11,500-Y12,500)のそこそこの上昇というのが今年の全体感です。大きなショック的なイベントがなければ底値はY9,000からY9,500程度ではないでしょうか。昨年ほどの大きな水準訂正はなく、15%以上短期的に上昇した場合は追随は禁物でしょう。





4.日本株復活はあるのか?

2010年、もしくは2010年代のサプライズとして日本株の復活を挙げる海外メディア、ストラテジストが現れてきました。その最大の要因は、従来私が指摘している「期待値が全く株価に織り込まれていない」という事になります。実際にその通りになるかどうかという意味では政局が大きな要因になるのではないでしょうか。夏の参院選で、民主党が敗北した場合は3年間のねじれ国会となり、政策運営が不安視されるため日本株のパフォーマンスの重石となることでしょう。一方、民主党の勝利となった場合、政策運営が一気に変化する可能性があります。現在の民主党は、この選挙に勝つことが唯一最大の目的ですから八方美人にならざるを得ません。しかし、政策に優劣をつけ、日本の問題とされている国の過剰債務、過少税収過大支出、財政のミスアロケーションなどに

メスが入れば、「いよいよ死んだ20年間から日本が復活する」という期待へと変わることでしょう。



5.お勧め図書

年末年始はお堅い本は休憩しており、今年のベストセラーを読み漁っておりました。その中で、以下の2冊は特に良かったと思います。ベストセラーですので、既にお読みになった方もあるかもしれません。作家の意図から離れているかもしれませんが、世の中を見る切り口としても楽しめます。

「無理」 奥田英朗著

私は、地方都市出身(福岡市)ですが、帰省のたびに街が廃れていくのを目にし非常に悲しい気分になります。地価の水準は25年前のレベルです。東京での生活しか経験のない方は、地方の惨状が伝わってくるのではないかと思います。今後急速に高齢化が進む東京圏もこれに近い状況となることでしょう。因みに「ゆめタウン」のモデルになっていると思われる大手スーパーチェーンは、私は如何なる株価でも投資しないと決めています。経営陣の無能さもさることながら、例え成功したとしても、それが日本全体の発展に資さないことが明確だからです。

「横道世之介」吉田修一著

こちらもまた色々な側面から楽しめますが、20年前の世界観みたいなのも伝わってきて、「無理」の時代との比較が非常に示唆に富んでいると思いました。



それでは、また来月。

2009年12月10日木曜日

アメリカ出張記 Day9



突如降ってわいたような出張で、特に西海岸の予定は10日前に決まったものであったが、きちんとスムースにこなせて、大満足。今年一番密度の濃いい1週間だった。いろんなことを学んだし、多くの人にあったし、うまいもの沢山食べたし、いろんなもの見て感じたし.....。

子供が生まれて以来、何となく家をあけて海外に行くのが嫌だった。
しかし、やっぱり時々出かけるべきだね!いろいろなこと考えるし、感じるし、そしてリフレッシュするし。来年はもっと積極的に海外に出てみようと思う。

2009年12月9日水曜日

アメリカ出張記 Day8




10時の飛行機に乗るために8:45に空港に着くと、10時はキャンセルになるかも知れないから9:00に乗れと言われる。国土交通省の役人が聞いたら激怒するだけじゃ許されない様な間引き運行がアメリカでは状態化している。最終便が間引かれて帰られなかったという話もよく聞く。「まずいなぁ~」と思いつつも、空港で待ち合わせしているので僕だけ先に乗るわけにはいかない。結局やり過ごしたら、案の定10時は"荒天により"キャンセルになり、11時の便まで待つ羽目に。
余裕のあるスケジュールなので大丈夫なのだが、腑に落ちない。


ワシントンDCは古い建物も多く、きれいな街だ。実に20年ぶりの訪問。訪問先のクライアントにその旨伝えると、「変わった?」と言われたので、「街はそうでもないが、自分は高校生だったのに、いいおじさんになった....。」と受けをとる。


お仕事を終えて街歩きだ。建物の配置が計画的で面白い。


中学の教科書で出てきたなぁ、DC.と思いだした。


一通りぶらぶらと歩いて、空港へ向かう。


これで、全ての仕事終了。さすがに、とっても開放的な気分となり、打ち上げに繰り出す。
今日は、グリニッジタウンにあるPEARLというシーフードレストラン
ここは、最高においしかった!!カウンターに座ると、ウェイトレスの女性がキビキビと動いていて、
すごかった。一人3役でドンドンこなしていく。「お勧めは?」と聞くと、「jouohgoeihoieho lgeojoihe」と一気に羅列され、ちんぷんかんぷん。今回の旅で初めて、「will you please speak more slowly?」と言ってしまった程。
しかし、NYCは美味い!ということがわかったのも、今回大きな収穫だった。


勢いあまって、Blue Noteも行きました。明日は、空港に着いたらあとは飛行機で寝るだけ!


深夜を回っても、地下鉄は怖くなかった。20年前は危ないからいかなる場合も使っちゃダメと言われたのにね。意思があれば、何でも変えられるんだなぁ。

2009年12月8日火曜日

アメリカ出張記 Day7



今日は朝6時にお迎えが来て、20時にホテルに戻るまでみっちり仕事でした。
さすがに、くったくたに疲れました。

明日も朝早いので、今夜はホテルの近くの「めんちゃんこ亭」。
こういう日は、日本食が有難いです。

2009年12月7日月曜日

アメリカ出張記 Day6




今日はお仕事です。


終わってから、デパートをちょっとのぞきましたが、ものすごい割引合戦ですごかった。
クリスマス前からこんなに引いてたら、セールの時期にはどうなるんでしょう。

2009年12月6日日曜日

アメリカ出張記 Day5



今日は日曜日だ。あー、忙しかったなぁ。やっと一息つけてうれしい!
思えば初めてNYCを訪れたのは、1989年5月。実に20年前の高校生の時だ。
交換留学生のフィールドトリップで、Michiganから1日かけてバスで行った。お昼に確かAn Arberを出て、ペンシルベニアで1泊し、翌日の夕方についたのだった。NJの方から近づくと摩天楼が見えてきて、「うわぁーーー、NYだぁ」と感激+興奮したものだった。国連、自由の女神、セントラルパーク、ミュージカル、エンパイアステートビルなどを訪れたのを覚えているので、おそらく3泊したのではないだろうか。その後、Washington D.C.にも行った。

当時の日記を見ると、いたく感激している。将来仕事で来たいとも書いてあった。しかし、仕事ではNYCはあまり縁がなく、20年後にようやく実現したわけだ。
99年と05年に遊びでは来たけれど。


Brooklyn Bridgeは、なぜか毎回来てしまう。寒かったけど、爽快!


期待してなかっただけに、うまいローカルビールを出すパブに出会い感激!


夜は、ステーキハウスに行った。NYCはうまいものは探せばいくらでもありますね!
Zagat Surveyを頼りに滞在中は結構グルメに走りました。Zagatの短いコメントは、旅行者にはとても助かる。



ロックフェラーセンターのツリーにたどり着いた時には23:30.いやはや、よく歩きました。

2009年12月5日土曜日

アメリカ出張記 Day4



移動日だ。アメリカの空港は憂鬱だ。明らかに、セキュリティのキャパが飛行機のキャパにあっていない。従って、十分前に行かないと乗り遅れる。この行列に45分並んだ。

久しぶりの西海岸は、仕事とはいえかなり楽しく満喫した。ベイエリアは、家族旅行で来てもいいなぁ。9時間で飛べて、街も田舎も、そしてワインも楽しめるのがいい。

10:30の飛行機でSFOを出て、JFKにつくのは19:30。6時間のフライト+時差3時間だ。広いなぁ。
ちょうど五大湖あたりを飛んでいる頃に日がとっぷり暮れた。

途中からすごい雪になった。偏西風のおかげで到着が1時間早まった。NYもみぞれで寒い!!
Taxiでダウンタウンのホテルに向かう。

Raddison Lexingtonというホテルに泊まる。5連泊だが、一番高い日は600USDを超えている。さぞかしいい部屋かと思われるだろうが、ボロボロ。ホテルが慢性的に不足しているNYでは、投資せずとも人が来るためこういうことになっている。隣の声や、水の音が聞こえてきて落ち着かない。

中華街に行って夕食をと思ったが、少し時間が遅かったのかさびしかった。

2009年12月4日金曜日

アメリカ出張記 Day3


今日はシリコンバレーでリサーチ活動。泊まったPalo Altoの周囲には、Google、Apple、Yahoo!,Intelなどなど、ネット企業、ハイテク企業がゴロゴロと隣接している。なるほど、ここは自動車でいう三河なんだということが、実感できた。

 
街並みもゆったりしていて、豪邸が多い。キャピタルゲインで買っているのだろう。これじゃあ、普通の仕事をしてても住めそうにないなぁ。

スタンフォード大学近くのとおり。おしゃれなカフェ、レストランも多く、とてもおいしかった。


夕方にサンフランシスコで用事があるため、移動。シリコンバレーからは高速で40分強。海を見ながらの快適ドライブだ。少し無理をすればゴールデンゲートブリッジまで足を延ばせそうだ。仕事の合間を縫ってちゃっかり観光する。シスコに来たのは1992年以来の17年ぶり。


坂の多いこと多いこと!5.6L V8エンジンをもってしてもきつい。
独特の雰囲気がなんとも言えない。ここは日本でいえば、長崎。欧州でいえばリズボンですね!
とっても気に入りました。

夕方にダウンタウンで用件を終え、カエル君にあう。
カエルくんは、僕が高校生の時にホストしたアメリカ人のビンスの弟だ。
Kyleと書くが、当時「カエル」に聞こえたので、以来僕の中では「カエルくん」だ。
89年にビンスの家を訪れた時と、04年にロンドンの僕の家に彼が訪ねてきたときの2回しか会ったことがない。なのに、とっても大事なやつだ。初めてあった時は確か10歳で今は30歳。当時は、少年だったが、2回目にあった時には青年で、今回は頭が結構禿げてきていた!!

カエルは来週Parisに引っ越す。ガールフレンドがHustonから訪ねてきていた。みんなで、イタリアンに行って、食べた食べた!なんとかガニというのを選ぶと、毛ガニのグリルが出てきて、これが最高にうまかった。運転しているので思いっきり飲めなかったのが心残り。

しかし、なんて充実した一日なんだ!いろんなことが凝縮された一日で、けっこう疲れた。


2009年12月3日木曜日

アメリカ出張記 DAY2



今日も盛りだくさんの一日だ。出張の中身はBlogに書けない。残念だなぁ。
アメリカはあまり住みたくはないなぁと思うけど、若し住まなければならなくなったら、「腹いせ」にやりたいことがある。それは、日本では売ってない米国仕様の日本車に乗ること。
このAcuraなんかアメリカっぽくていいなぁ!InfinitiのFXシリーズなんてのもかなり痺れる。


それから、最近、日本車メーカー中では最も元気なスバルもスバラーとしては気になる。
何せ、各社が大減産してる中、フル生産なもんですから。
やっぱ、アメリカで乗るならOUTBACKかな。展示車の中でもっともValue for Money で今よく売れる訳はよくわかりました。

              
しかし、こんな日本車もどきの韓国車に負けずに頑張って!!

Los Angelesの感想も書いておこう。
初めてこの街を面として経験したが、なんとも中心地がなくだらだら広がっていて
掴みどころがなく、あんまり居心地はよくなかった。
それから、現地の英語(というか、米語)だらしなさが非常に気にかかった。
語彙が少ないし、だらだらと平易な言葉を話す連中というイメージ。あまり頭よさそうな感じがしない。英語を勉強したい留学生は絶対にLAに行っては行けないと思う。

そんなこんなで、目いっぱいのLAを後のして、LAXからSan Joseに飛んだ。
1時間弱のフライトで、シリコンバレー中心地へ。

降り立って、なぜシリコンバレーなのかよく分かった。
ここで、レンタカーを借り、二日間のベイエリア滞在だ。
 
借りた車は、こちらでございます。アメリカ来たらやはりフルサイズでしょう!!
Infiniti QX56。いやー、巨大な鯨ですね。もう、後ろに何があるかとかよく分かりません。
ちょっと通るからどいてちょーーーって感じで進むしかない!