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2016年9月6日火曜日

みちのく一人旅 Day3

宿から見た釜石の街 
こんなに近くに高台があるのに、逃げられなかった人が居る。昨日の飲み屋のご主人が語っていた。幾ら逃げろと言っても逃げなかった人が居た。ものを取りにアパートに戻った人が居た。そして、津波が来た。たった数万円のものに固執して、命を失った人が居た。無念だったと。 

北上を続ける。 

高速道路の整備が三陸沿いに進んでいる。
費用対効果だけで全てを語っていけないのだろうか。今回の旅では、答えが出なかった。  
ただひとつ言えるのは、民間資本では復興はなされなかったということ。 



宮古市までやってきた。 
震災影響もさることながら、1週間前の台風の傷跡が酷い。川が氾濫した様だ。 


更に北上を続ける。 


田野畑村までやってきた。 
 




「あまちゃん」の久慈市に着く。 

ここは宮古市よりもひどい浸水だった模様。町中に泥が。 


「まめぶ」 
暗くなって、八戸市のホテルにチェックイン。今年泊まった最も狭い部屋No1. 
飲み屋が多い。 
しかも大賑わいなのだ。 
八戸のイメージが覆された。垢抜けない東北の街と思っていたが大間違い。これは、九州に於ける佐世保みたいな街だ。軍需を核に、水産業も加わり、かなり豊かな地方都市なんだね。 自衛隊も漁師も変則勤務だから、平日の深夜まで飲み屋が賑わうのだろう。
横丁の数ある店の中から「美味」に入ってみる。日本酒の種類が多くてうれしい。 

そして、それよりも凄いのが刺身の種類。 
うま~い。酒にあう~。 

本日のお刺身だけで40種類!!!!! 
ここのご主人は昔遠洋漁業に出て居たそう。かなり儲かったらしく、そのお金で数店舗飲食店を経営しているらしい。
これで0時くらいの賑わい。 

すっかり遅くまで飲んでしまった。



2016年9月4日日曜日

みちのく一人旅 Day 1&2


2012年に14年勤めた会社を辞めざるを得なくなった遠因は東日本大震災であった。2010年の夏の北海道旅行の際、仙台=>苫小牧のフェリーに乗った。また、その秋には裏磐梯のハーヴェストにも泊まった。しかし、震災後にわが身に降りかかった試練、原発問題、色々なことが僕を東北から遠ざけた。実に5年超、東北道を走っていない。今回、漸く転職が決まった。2012年に辞めざるを得なかった仕事の正に延長線上にあるポジションが得られた。勿論、震災の直接の被害を受けた人と比べると、取るに足らないことかもしれないが、あの震災は色々な人の人生に直接・間接的に影響を与えている。5年かけてようやく落とし前をつけることが出来たことをきっかけに、漸く陸奥に足を向ける気になった。
初日は、日曜日に夕飯を済ませ家族に見送られてまずは仙台まで。 
月曜日朝の仙台。仕事場へ向かう人々を見て、改めて束の間の休日の喜びを噛みしめる! 

三陸海岸へ 
先ずは、女那川へ。 街の高台移転工事が進んでいる。壮大なスケールだ。 
流された駅に代わる新駅舎。 
こちらも、復興に5年かかったのだ。 


駅前から海へ向かって商店街が再建されていた。  
綺麗だが、人はまばらだ。 

ダンボルギーニに遭遇。 

美しいリアス式海岸をドンドン北上する。 
綺麗に舗装しなおされた道。そこを大型ダンプがバンバン通る。これだけのダンプカーを見たのは生まれて初めてだ。壮大なスケールの土木工事が成されている。 


あらゆる海岸線が高い防波堤に囲まれていく。海が見えない海沿いの街。 
高台には新しい家も多い。 


南三陸町に着いた。鉄道は復興をあきらめBRTが走っている。 



やや遅めのおひるごはん。美味しい三陸のお魚だった。 
必死にもがいた5年だったが、ここの人々の苦労に比べると大したことないのか? 

僕も精一杯の5年間だった。その間、母まで他界してしまった。 
南三陸防災庁舎。  

相当復興しているのだが、時々驚くような傷跡が目に飛び込んできた。 
気仙沼線小金沢駅 
波に飲み込まれたまま残されている。 


陸前高田  
一本松 
4階まで津波が襲ったのか.... 
釜石まで走って日が暮れた。 

リアス式海岸は進むのに時間がかかる。一日動いて、251Km走行。 
復興需要で宿が取れない。何軒も電話して漸く一部屋確保。 




復興横丁は寂しかった。 

港側に歩いて、もう一軒入る。 
サンマのお刺身が美味しかった。 
「よさく」さんは2011年8月に再オープン。最も早かったらしい。震災直後の様子を色々と聞かせていただいた。店舗にサメをはじめあらゆる魚が散乱していたこと、天井まで水につかった跡があることなどなど。 
なんか、やっぱり来てよかった。もっと早くに来るべきだったのだろうが、僕も自分自身の「復興」に必死だったのだ。 

釜石ラーメンののぼりがあちこちに立っている。いやしくも、食いたくなり....。