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2013年5月31日金曜日

「深海の使者」 吉村昭著


出張中に1,2冊、是非とも旅先で読んでみたい本を持っていくのが習慣となっている。今回のお供は吉村昭著、「深海の使者」だ。対戦中、同盟国との連絡は、主として暗号化された無線通信によって行われた。しかし、その暗号表のやり取りや、最先端のドイツのレーダー、ジェットエンジンやUボートの設計図は、実は片道2ヶ月超かかる潜水艦でやり取りされていたのだ。
一か八かの潜水艦に、国家の命運を託すとは............。ソ連の上をかすめれば、当時最長の航続距離を誇った日本の飛行機で、中立国経由で飛ぶこともできた。しかし、ソ連に攻められると八方塞の日本は、最大限に気を使い、かすめることすら避け、潜水艦を選んだのだ。「宇宙は変わる。ソ連もまた然り」の言葉の真意も図らず、信じたいものを信じる日本人の特性をそこに見る。

相も変わらず、本当によく取材して、書かれた本だった。読みつがれるべき1冊である。

2013年5月11日土曜日

新緑の箱根の旅

連休明けのレジャーは空いていて穴場だ。
土曜日なのに直前予約で箱根明神台へ。 
緑が目に眩しい。東急ハーヴェストの箱根明神台は最もお気に入りの一つ。
こじんまりした感じが何とも言えない。 
翌日はすぐ帰るつもりだったが、比較的天気も良くアトラクションへ。
大涌谷へ向かうが、凄い駐車場渋滞。
仕方なく、姥子のモノレール乗り場に車を止め、モノレールで一駅。

大涌谷です。兎に角、あらゆる言語が聞こえてくる。英語だけじゃないのが嬉しいね。
いや~東京から2時間弱で、こんな感じに大地からもくもく水蒸気が上がる様な場所に来れるとは凄いことだ。 

この黒たまご、物凄い粗利だろうなぁ。
自分でやりたい。 
 山を下り、久方ぶりの箱根宿泊はおしまい。

2013年5月6日月曜日

GW 東京下町スカイツリー

 東京は累計18年住んでいる。この間、杉並区、新宿区、江戸川区、港区と引っ越した。この引越し経歴を背景に語らせて頂くならば、東京の西側に住むか、東側に住むかということは、物凄~く重要な生き方の選択だと思う。Value for moneyを追求するならば東側は安くて通勤時間も短くて良い。一方、安全へのプレミアム、教育環境への投資等を考えると、やはり西側だ。どっちを選んだかと言うことが、その人の人となりを相当説明できる感すらある。
前置きはさておき、GW最終日に東京下町スカイツリーを訪れた。
どこに行っても混むGWは自宅周辺で過ごすことにしているが、家族からそうは行ってもどっか行きたい!が伝わってきたので、激コミしているはずのスカイツリーへ。 
いや~、間近で見ると、でかすぎて、でかいのかどうかわからなくなってくる。 
ひとつだけ、確信した。ここを東京タワーは東京にあるけど、スカイツリーは東京にはない。
百歩譲って、東京下町にある。名称はやはり「東京タワー」に対して、「東京下町スカイツリー」が適当であろう。