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2004年6月26日土曜日

27時間 フランス旅行

 ユーロトンネルは、12時以降に出発し、翌日15時前の列車で戻ると37ポンドというお得な料金がある。買い物客を対象とした日帰り20ポンドなんてのもあるが、それだけだとちょっと味気ない。その点、一泊できれば買い物のあとオーべルージュに泊まってフレンチを味わうと言うことができ、土日旅行にはうってつけである。

ロンドンから、ユーロトンネルの英国側の駅までは約1時間半。2階建ての電車に、写真のように車ごと乗り込む。対岸までは、35分!
この、トンネル建設は、Japanマネーの存在なくして成り立たなかったことをご存知だろうか。考えてみれば、無謀なプロジェクトだった。絶対にソロバンが合わないこの事業に、バブル期の邦銀が「海外大型プロジェクトファイナス!」とこぞって融資したのだった。その後、90年代半ばに多額の債権放棄が行われ、損失が確定した。その後も数回の金融支援が行われている。にもかかわらず、このトンネル会社の収益はボロボロだ。利払いが出来るだけのキャッシュフローしかない。

英仏両国民は、本当は陸続きは嫌なようだ。この儲かっていないトンネル、いつの日か集票に困った政治家が、浮動票を得るために埋め建てるのではと危惧するしだいである。
 フランス旅行にお薦めしたいのが、このウェブサイト。
独立系のオーべルージュが多数載っている。これまでに、掲載されている宿に10泊ほどしたが、一度も不満に思ったことがない。宿泊費は50-80ユーロ(2名)と格安で、最高の料理と無名だが美味しいワインの組み合わせがこれまた50-80ユーロ(2名)。つまり一泊2食、2名で100-150ユーロで最高のフレンチが楽しめるのだ。ロケーションは大半は車でしかいけない田舎なのだが、レストランは「こんな田舎に、こんなに雰囲気の良いレストランが!」と毎回驚かせられる。

今回は、カレーから約1時間、ベルギー国境に近いAUBERGE AU VERT MONT に泊まった。昨年についで、2回目。ワインよりも、ベルギービールのセレクションが充実している。ベルギービールに目覚めた私にとっては、最高のオーべルージュである。
妻は、お庭の小動物園が気に入った様。同じ敷地に、七面鳥、鶏、羊、キジなどが沢山飼ってある。まさか、食用かと思ったが、1年後に訪れても同じ面子が揃っており、杞憂であった。

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