年間1700万台の新車市場があるUSマーケットは言わずと知れたメインマーケット。ここで、各社の商品を見比べるのは非常に面白かった。ビックスリーの車は、「アメ車」と若干蔑視を込めて呼ばれているが、改めてそれを目にすると、その品のなさ、大味さに閉口してしまう。草履サイズのステーキ=クォーターパウンドバーガー=アメリカンイングリッシュ=大型スクリーン式TV=アメ車。そう、すべて大味で品がないという共通項。
これ、えらく売れているクライスラーの300C。こんな、フライングカーペットみたいな車が、アメリカ車復権の象徴らしい。なんたって、5.4LのV8。世の中、CO2削減とか、ハイブリッドとか言ってるのに、米国ではOKらしい。京都議定書、早くサインせぇー。
大雑把なのは、内装も同じ。300cのATシフト。今はなきOldsmobileと雰囲気が一緒だ!
そう言っても美的感覚なんてあくまで相対的なもの。ご近所さんもみんな下品な車に乗ってれば、あんまり気にならないかな?
北米にまた数年住むことになれば、こういうクーペトラックに乗ってみたい。下品な中のエレガンスというのは、相反する二つを無理やり両立させようとするアメリカっぽくて良い。クーペトラック=ビックマックにダイエットコーク=減税と強いドル政策=財政再建と景気拡大=イスラム圏の民主化=平和のための戦争= なり。
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