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2012年5月10日木曜日

ASEAN出張記 Day3~Day6

 初めてシンガポールを訪れたのは、学生時代の1992年だったと思う。当時でもなかなかの美しい都会であったが、KL同様、こちらもその後も着々と成長。気がついたら、一人当たりGDPでは抜かれてしまう始末....。
無論、東京とシンガポールのGDP per capitaはまだ東京が勝っているであろうが。
経済のサービス化、ソフト化が進んだということが、まさに都市と地方の格差の最大の要因。この視点を抜きに、日本の地方都市の衰退を捉えては、正しい処方箋は書けない。農作物、工業製品は、一物一価の原則からよりコストが安い=賃金が安い地域にシフトしてしまう。
一方で、サービス産業は一物多価の世界だ。60分のマッサージが北京では1,800円、バンコクでは1,200円、インドのホテルでは6,000円、杉並の駅前では5,000円、有楽町のホテルでは40,000円。アビトラージはおきない。僕は、東京は大嫌いだが、東京で稼いだお金を均等に分配し、競争力のない地方を支えるのは、しいては東京の競争力を削ぎ落とすことは認識しており、このやり方には批判的だ。例えば、地価が1979年レベルまで下落した四国に投資するよりも、東京の環状線の整備、空港アクセスの改善などに使っていたほうが、国富の増大には必ず資していたであろう。
地方を持たないことこそが、シンガポールの究極的な強さの源泉なのであろう。


 シンガポールといえば、ホーカーズ。ここは、B級グルメのパラダイスだ。
 ビルの谷間に、こんな空間が......!

 何を食ってもうまい!シンガポールのB級グルメは最高なり。
仕事もなかなかの成果があり、ここに記載できないのははなはだ残念。

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