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2015年11月30日月曜日

10泊11日 UK、EUの旅 Day2,3,4

さて、月曜日。お仕事始まりまっす! 
今日は、自分でアポイントを入れたミーティングを粛々とこなす。 
土地勘があるから、移動はTube&Bus。バスの路線番号なんかも結構覚えていて、あちこちストレスなく動き回れた。第二の故郷やね。
夜は、昔の同僚とYe Olde Cheshire Cheeseへ!17世紀、日本でいえば江戸時代からあるパブだ。
なんとも、ボロッちい建物が良いんです。久し振りに来たなぁ。 
あんまり仕事のことは話さず、子供のこと、家庭のこと、最近いった旅行のこと等々、ひたすら喋り捲った。そこそこ良い地域に住んでるのに、ローカルスクールは英語が母国語の生徒は4割。仕方なくボーディグスクールに入れたが、年間650万円かかるらしい。ロンドンの景気は絶好調だが、生活は楽じゃないなぁ。 
しこたま飲んで、トラファルガーの宿に帰宅。 
ロンドンの飲みはひたすら飲みなので、やはり腹が減る。昨日調達していた食材で、軽くサパーにしました。 
朝、7時過ぎのリバプールストリート駅。まだ、日が明けておらず真っ暗なんだけど、イギリス人は朝が早い。もう、かなりの活気。今日は終日会議場にこもって、ひたすらミーティングをこなした。イギリス英語、やっぱいいなぁ。 
18時からディナー。20時半に終わったので、ロンドンの夜を散歩することにする。セントラルラインでLiverpool Stから、Oxford Circusへ移動。 
あ~、ロンドン、Coolだよ。 
 リージェントストリートをてくてく歩く。こうやって、自分の街の様に歩ける外国の街があるって、なんか楽しい。なんか、嬉しい。

ハムリーズのショーウインドーもクリスマスモード。 

ピカデリーサーカスまで下って来た。 

充実した一日だったなぁ。 
水曜日も一日会議場に缶詰。夜はシティ探索だ。 
昔働いたオフィスが再開発中。あ~、ショック。 
タワーブリッジ。 
Shard 
新しいロンドンも良いけど、やっぱり古いのが良い。レデンホールマーケット。涙が出るほど懐かしい。毎日ここにランチ買いに来ていたなぁ。 
相変わらずのパブからあふれ出た人たち。 
本日の夕食は、スコットランドのラム!最高!!

2015年11月29日日曜日

10泊11日 UK、EUの旅 Day1

毎回出張の前は何だか気が滅入る。準備、出張、まとめと都合一ヵ月忙しくなってしまう。基本一人で行動するので寂しい。家族にも会えないし......。毎回、一念発起していく感じ。
今回は、ロンドン、マドリッド、アムステルダムだ。本当は、マドリッド、アムスの代わりにパリ、ブラッセルのはずだったのだが、忌々しいテロのお蔭で予定変更。 
とはいえ、ロンドンに行けるのは嬉しいなぁ。2年ぶりだ。そして、今回はビックサプライズ。チェックインカウンターで搭乗手続きをしようとすると、なんとファーストクラスにアップグレードしてくれるという。余り詳しく書くと問題あると思うので簡潔にいうと、この前の家族旅行で、JALの手違いで予定していた便に乗られなかった。そのお詫びの意と言うことだ。あの時は非常にむかついたのだが、その情報がきちんと共有されていてこの様な扱いをしてもらえるのは大変嬉しかった。 長年のJAL贔屓が報われた。
ファーストクラスラウンジ。流石に、ビジネスクラスよりもゆったりしている。こんなことならギリギリじゃなくて、もっと早く来たかったよ~。 
ファーストクラスは2回目。JALは初めてだ。前回は、ロンドンから帰任するときに奮発してアップグレードしたANAのファーストクラス。 
いや~、これは広い。12人限定の贅沢な空間だ。 
画面が遠い。 
東京<=>ロンドンのビジネスクラス正規運賃は115万円、ファーストクラスは250万円だ。これだけの価格差があれば、どんなサービスでも出来る。
この差が如実に表れているのが、ワインリストであった。10年位前と比べると、日系のビジネスクラスのワインリストはしょぼしょぼ。一本、3,000円くらいの銘柄になってしまった。しかも、当たりは1
銘柄のみ、あとは騙し銘柄。ここで手を抜くと、アライアンス内の他社に客を奪われることを分かってるのだろうか。ダブルトラックになってたら、僕は間違いなくBA、CXを選びますから...。

その点、ファーストクラスは流石だった。ワインリストだが、以下の通り。

Chanpagne 
SALON 2004
Bollinger La Grande Annee 2005

White
Puligny Montrachet 1er Cru "Sous Le Puits" 2010
Clos Floridene blanc, Graves Aoc 2013
Brundlmayer Riesling Steinmassel2013
Suntory Tomi no Oka Winery 2013

Red
Chateau Langoa Barton, St-Julien Aoc 2011
Volnay Caillerets Ancienne Cuvee Carnot 1er Cru
Kenzo Estate "rindo" 2012
Kusuda Martinborough Pinot Noir 2013

どっっひゃ~!大興奮。お金持ちの世界ってこんな感じなんですか~。最高と定番の組み合わせ。そして、JAPANという伏線も忘れていない。しかも、10種類提供されている。普通に考えると全ては試せない。費用対効果を考えると、ひたすらSalonのビンテージ(推定価格一本6万円)を飲み続けるべきなのだが、それでは貧しすぎる。値段だけにとらわれずに、自分なりのストーリーをイメージしつつ、どの様に組み立てるべきか。こりゃ、踏み絵だね。いつもファーストクラスという人は、ゆとりある楽しみが出来るけど、会社負担の出張旅費で、ラッキーにもアップグレードしてもらえた身としては、やはりガツガツしてしまう。踏み絵だ~。

ということで、Salonを2杯、Puligny Montrachetを2杯、St-Julienとブルゴーニュを恥じるべくもなく飲んだところで、撃沈しました。ファーストクラスに乗りなれないが故に、ガツガツしてしまった典型的な分かり易い人の行動である。 
バターは勿論エシレ。 
キャビアもドーンとでます。 
オマールエビ。 
チーズ。 
デザートの柿の切り方が、もう芸術。これ食べた後、睡魔に襲われ......撃沈。あ~何やってるんだ。もっと、ワイン飲まなきゃ~。 
目が覚めると、着陸1時間半前。ん~、もっと満喫したかったよ。 
今回はトラファルガー広場近くのサービスアパートメントに泊まる。 
1DKのお部屋。広くて、快適。 
キッチン。  
ん~、やっぱロンドン、最高!!! 
早速、ピカデリーサーカスのホールフーズマーケットで買い出し。 
幸せ~。 
自炊すると、食事のバランス、クオリティをすべてコントロール出来るので助かる。はやり、長期出張はサービストアパートメントに限るな。さて、明日から、仕事仕事。

2015年11月28日土曜日

深代寺 紅葉

明日からまた出張。なんか気が重く、和のスポットに出かけたくなった。 
深代寺のお蕎麦。 
東京の紅葉は今が真っ盛りかな。 
さて、出張頑張ろう!

2015年11月27日金曜日

読書記:「光のない海」 白石一文著 

どうも、白石一文の本は気になってしまう。なぜだろう。「僕の中の壊れていない部分」、「私という運命について」、「ほかならぬ人へ」、「不自由な人へ」などなど、大半を読んでいる様だ。しかし、どんな話だったか全くと言っていいほど記憶がない。ハマって毎週見ていたドラマのタイトルは思い出せる。出演俳優も覚えている。ただ、ストーリーは殆ど忘れた。それに近い感覚なのだ。今回、新作の書評が日経新聞日曜版に出ており、またまた興味をもって即日買ってしまった。

娯楽作品としては、面白かったと思う。3歩進んで2歩戻るような話の展開のさせ方にも引き込まれた。読み始めたら止まらず、通勤時間、昼休みなどを使って一気に読んでしまった。ただ、やはりなんか物足りない。何というか、ものすごく作り込んでいるが故のわざとらしさが気にかかってしまう。「事実は小説より奇なり」というが、小説の中の事実は奇をてらいすぎると白けてしまう。主人公の周りにあまりにタイミングよく色々なことが起き、わざとらしい。大衆受けするには、このくらいわざとらしく展開させていかないと進まないのだろうか。まるでハリウッド映画の様だ。読み終わって滲み出てくる読後感が好きな僕にとってはやはり素直には楽しめなかった。

登場人物たちが抱えている闇の様なものが自分にはないことは、幸せなことなのかなぁと考えさせられた。収穫としては、208ページかな。確かに人生には転機となるイベントがゴロゴロしていて、否応なしに左右されてしまう。死んだら消えてしまう物語のためのエゴが、他人の人生に余計な、または決定的な影響を与えてしまう理不尽さには共感。
ん~、しかしやっぱりこの作家は合わないな。なのに買ってしまうというのはマーケティング的には上手くいっているということだ。そこは学びたい。