2010年1月23日土曜日
「希望を捨てる勇気」 池田信夫著
ホリエモンのウェブサイトでみつけ、購入してみた。
筆者の池田 信夫氏主催のアゴラは大変面白い試みで時々見に行っている。
権力の監視というメディアの使命が日本は果たされていないどころか、逆転しているため(i.e.権力の擁護)近時、このようなサイトがどんどんできつつあるのは非常に重要な変化だ。
ただし、この本はくどすぎること、原稿の量稼ぎ的な記述も多いこと、タイトルと内容に違いが大きいことなど、残念な点が多かった。
労働市場のこう着性があらゆる問題の根源であることは、私も常日頃考えている。この点において、もっと社会を啓蒙できないのだろうか。私にしてみれば、同じ企業に20年、30年と努めることなど狂気の沙汰である。
作者がメディア出身だからかもしれないが、細かな指摘、主張が多く辟易とした。
また、名指しの批判が多い割には、多いだけでカウンターアーギュメントを行ってないのもずるかろう。このような論争を書籍上で行うのはやめてほしい。
経済とあまりかかわりのない学生、主婦、公務員向けか。
プロには現実との差が大きすぎて、あまり相手にできないと感じました。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿