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2011年5月9日月曜日

福岡疎開 まとめ

本日で福岡疎開も終わり。引き続き原発の状況は気になるものの、首都圏の汚染度合、汚染地図も見えてきたこと、大爆発が起きても国民の反応は鈍く、情報強者は逃げる手段が十分確保できそうなこと、2ヶ月に渡る疎開生活で長男が多少不安定なことから、東京に戻ることにした。ここからひと月はこの状況下、日々の生活をどう折り合いをつけることが出来るかの実験をすることとする。

今回改めて福岡という街を生活拠点にするメリットも実感した。
1.故郷という絶対的な安心感
ま、勝手がわかるということか。福岡よりも東京生活が長いため、東京の勝手も分かってはいるのだが、この街の価値観を僕はSubscribe出来ない。特に、色々な人の言動に僕から見ると非常にチープな見栄が見え隠れするのが嫌だ。お上品に、しかし強烈に張り合おうという姿勢が面倒。福岡は、こういう部分が非常にゆるい。

2.極端に割安な不動産価格
東京の予算の3割で良質な住居が確保できます。

3.物価の安さ

4.食事のおいしさ

5.自然の近さ

6.周辺圏の環境の良さ

7.教育インフラの整備
福岡は、安く良質な教育が出来るという点で抜きんでていると思う。先ず、中3まで受験とは無縁でいられる。確かに私立中はあるものの、「なんで勉強して金払って大したことない中高一貫教育を受けたいの?」というのが、一般的な認識。修猷館高校、福岡高校など地頭さえ良ければ中3の夏からの勉強で十分に間に合い、しかも全人格的教育が受けられる良質の進学校がある。東京では信じられないが、私は入学式で、「高校の3年間を勉強だけで無為に過ごさないように。受験勉強は4年計画でいい。二度と来ない高校時代を謳歌してください。」と言われた。本当に衝撃的なスタートであった。「なるほど、4年計画か。だったら、浪人して1年使うより、海外留学で1年使う方が良いなぁ」と考え、休学して交換留学で米国に行った次第。東京の進学校で勉強しても、結果的に入った大学は変わらなかったと思うが、それまでの過程、経験は大きく違うのだ。

8.社会インフラ
東京は無駄にでかすぎて、公共投資のメリットをなかなか体感できない。例えばC2の3号線と4号線が開通しても、一度も使うことはなかった。あれに、どれだけの金がかかったのか!一方、福岡はコンパクトな都会なので、公共投資のメリットをよりダイレクトに受けることが出来る。特に、交通インフラの改善は、この20年間で目覚ましいものがある。

ということで、短期的にはアジアシフト、中期的にはお父さん逆単身赴任の福岡での教育を考えたい。


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