読書記は「ゆーにっき」のメインコンテンツのはずなのですが、最近サボっていた。原発関連リサーチに時間をとられており.....というのがいいわけ。
さて、筆者は、僕と教育プロファイル、職業プロファイルが似ていてなんとなく気になる人であった。Amazonで「これ読みたいだろ!」と勧められ、「そうだ」とクリックした次第。いや、このアルゴ、なかなか出来がいいわ。
読んでいて、この人、プレゼンがうまそうだなぁと思った。一般人に分からせるには、こういう風に誇張を入れると良いのかぁと関心。嘘を言っていない。適度な比喩と誇張だ。その比喩の中に「津波」とか、「メルトダウン」とかいう言葉がいくつも入っていて、震災後に書かれたのかと思ってしまうが、実際の出版は昨年秋。これには、結構驚いた。
筆者によると、日本国債の暴落は世界的な危機を招くが、これを回避する手段としては限りなく小さな(蜘蛛の糸)オプションしかないと。確かに、GFCを経験した身としては、納得。結局、金融資産の相関は大なり小なりプラスということだ。だからこそ、クライシスを前提にこれを解決する枠組みを今から準備しておくべきと筆者は言う。これも納得。
読後、ある経済体制の下得た富を、全く違うレジームへとトランスファーするのは容易なことではないなぁと強く感じた。そうであれば、稼いだお金はためるのではなく、再投資すべきで、再投資先はより相関が低く、かつキャッシュ総出力の高い分野でなければならないだろう。家計レベルではどうすべきか?家なんてのは論外だ。リターンがマイナス。やはり教育だろう。子供にふんだんに教育投資をしたい。また、自分自身は、中国語マスターのために可能な限りのリソース投入をやろうと思った。
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