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2010年2月27日土曜日

中国出張記 Day マイナス1


90年代は、中国は僕の中で一大ブームだった。
天安門事件は89年。当時アメリカで生活していた僕は、ABCテレビで再三流される映像に大ショックを受けた。その翌年にはベルリンの壁崩壊。溶解する社会主義体制の中で、中国だけが取り残されているという感覚が一般的にはあった。海外からの投資はタイ、マレーシア、インドネシア、韓国には向かっていたが、中国はまだまだだった。しかし、「改革開放」路線は明確に踏襲されている。間違いなく21世紀は中国が再勃興する世紀だとの確信があり、その前段階を見ておきたかった。
92年春 香港 10日ほど
92年夏 アメリカ
92年冬 韓国 3日
93年春 香港、シンガポール、マレーシア 半月ほど
93年夏 香港、広州、上海、杭州、無錫  ひと月ほど
93年冬 台湾 4日
94年春 タイ、シンガポール、インドネシア  半月ほど
94年夏 北京、大同、大連、長春、瀋陽、ハルピン ひと月ほど
94年冬 イギリス、アメリカ 
95年春 タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア 3週間ほど

学生時代の旅行を思い出してみた。たぶん、こんな感じだったと思う。
アジアに入り浸っていたなぁ。安宿巡りで、楽しかったなぁ。

その後中国は

95年夏 上海、蘇州 5日ほど
00年夏 上海、南通 一週間ほど出張
02年夏 上海、自費で弾丸旅行 2泊
07年夏 広州3泊 出張

という感じだったかな。毎回、中国は旅行中はちっとも楽しくなかった。
でも、戻るととっても懐かしくなる不思議な国だった。
あの頃のインサイトをもとに中国を極めてたら、今頃どうなってただろうか。
公害に悩みながら、上海あたりに駐在してたかも??

間にアジア危機を挟んで、アジア各国は財政的にも格段に強くなり.......というのは既知のとおり。
そんな中国、アジアをしり目に、僕はロンドン駐在となり、今更ながらの英国、欧州文化に感激し、どっぷりと浸ってしまった........。一方、中国は、行くと疲れる。結構危険。もう、子供もいることだし....と可能な限り接触を避けてしまった。

しかし、年貢の納め時が。
ここ最近、全く出張してない。中国は全然行ってない。経済環境も戻ってきたし、必要な出張はドンドン行くべしという雰囲気に.....。10月は半月欧州、12月は10日間アメリカ、そして今回は4泊5日の中国弾丸ツアーへ出かけることとなった。

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