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2010年4月4日日曜日

銀河高原ビール

各社が味を競っているように思える日本のビール業界だが、これはとんだ欺瞞だ。ピルスナーの、そのまた凄く狭い範囲で、取るに足らない差を競っている(ふりをしている)に過ぎない。鮮度のあるものを少量多種販売するのは、流通上もマーケティング上も大変だ。パッケージとCMタレントだけ変えて、同じものを売ってれば楽にもうかる。こうやって、消費者を欺いて、同じ味のものを来る日も来る日も飲ませている。最近、ビール離れが進んでいるというが、こんな売り方してては仕方ないだろう。そりゃー、飽きますよ。

イギリス生活で最も楽しんだのが酒だ。特に、ビールとワイン。英国も欧州もビールの歴史は長く、種類も豊富だ。決まった地方の特定のパブに行かなければ飲めないものも多くあり、それが楽しみで旅をしたものだ。近所のPubでも、飲みたい銘柄によって5カ所ほど使い分けていた。
インターブリュー、スコティッシュニューキャッスルなどなどM&Aも盛んだったが、ステラなどど真ん中商品のブランディングを強化しつつも、小さなブランドもきちんと維持してた。そこに文化を感じる。

そんな僕が、認める日本のビールがこれだ。「銀河高原ビールのヴァイツェン」
種類がいくつかあるから、お間違えの無いように。ときどき酒屋で売っている「小麦のビール」は似て非なるものだ。熱処理をしてない、「ヴァイツェン」が最高にうまい!

ヴァイツェンビール



ドイツのバイエルン地方で飲むWeiss Bierは最高にうまい。特に日の長い夏の夕暮れに外で飲むコイツが最高!北イタリアなど、ドイツ人が旅行するところにも良く置いてあって、マッジョーレ湖の湖畔で昼間っから飲むのも最高だった。オーストリアでのハイキングの途中に飲んだのもうまかったなぁ。で、この銀河高原ビールのヴァイツェン。これは本場にまったく負けてない。いや、結構優っている。工場直送でチルド配送してくれるから鮮度抜群!これを、ドイツから持ってきたグラスに8割ほど一気にそそぐ。下の方にまだビール酵母が残ってるから、最後の2割は缶をクルクルと回して酵母を混ぜて、ドロりとした泡でフタをする。んー、クリーミーなキメの細かい泡が最高!



ということで、ハマってます。というか、定番。24本セットで届くんだけど、要冷なので最初は冷蔵庫の中が青いラベルで満員に。なくなったらまた頼む。
経営が、しばしば変わっていて実は不安。そりゃあ、手抜き商品相手に一本300円以下で勝負してるんだから厳しいだろうなぁ。頑張ってほしい!だから、毎日飲んでます。贈り物も大概これにしてます。皆様も、ぜひ!







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