ブログ アーカイブ

2010年7月28日水曜日

読書習慣  &北杜夫

最近気がついたのだが、娯楽として本を読む人は意外と少ないようだ。今年は映画は2本しか見なかったとか、ここ数年DVD借りてないという人が居る様に、ここ数年実用書以外読んでないとか、好きな作家は特に居ないとか言う人が居る。日本文学って世界に冠たるコンテンツで、これをたまたま日本語が読めるから楽しめるというのに、勿体無い話だと思う。

振り返ってみると、僕が日本文学という世界を知ったきっかけは中2の夏だ。父の部屋の本棚にあった「船乗りプクプクの冒険」と、「どくとるマンボウ航海記」の面白さに圧倒された。「え?文学っつーか、単なる童話とエッセイじゃないの?今で言えばBlogの旅行記みたいなもんだよね!」と言われると否定できない。しかし、ここを入り口に僕はドンドンと関心を広げていった。Blogだったらその様な展開はなかっただろう。

信州に大変な親近感と憧れを感じるのも、「どくとるマンボウ青春期」が明らかにきっかけだ。親元を離れた学生生活を送るとか、海外へ関心を持ち住んでみたのも氏の旅行記がきっかけだと思う。普段はフランクなエッセイを書くのに、「楡家の人々」や「輝ける碧き空の下で」の様な超名作を書いてしまうというギャップも僕の性格形成に大変な影響を与えた。

まだ、子供は字すら読めない。最近は、AmazonPrimeで即買い、即読み。終わったらマーケットプレイスに出品ということで、基本的に本は手元に置かないことにしている。しかし、自分の経緯を考えると、「これは!」と思う本は、やはり手元に置いておくべきだと思う。


    


0 件のコメント:

コメントを投稿