宿から見た釜石の街
こんなに近くに高台があるのに、逃げられなかった人が居る。昨日の飲み屋のご主人が語っていた。幾ら逃げろと言っても逃げなかった人が居た。ものを取りにアパートに戻った人が居た。そして、津波が来た。たった数万円のものに固執して、命を失った人が居た。無念だったと。
北上を続ける。
高速道路の整備が三陸沿いに進んでいる。
費用対効果だけで全てを語っていけないのだろうか。今回の旅では、答えが出なかった。
ただひとつ言えるのは、民間資本では復興はなされなかったということ。
宮古市までやってきた。
震災影響もさることながら、1週間前の台風の傷跡が酷い。川が氾濫した様だ。
更に北上を続ける。
田野畑村までやってきた。
「あまちゃん」の久慈市に着く。
ここは宮古市よりもひどい浸水だった模様。町中に泥が。
「まめぶ」
暗くなって、八戸市のホテルにチェックイン。今年泊まった最も狭い部屋No1.
飲み屋が多い。
しかも大賑わいなのだ。
八戸のイメージが覆された。垢抜けない東北の街と思っていたが大間違い。これは、九州に於ける佐世保みたいな街だ。軍需を核に、水産業も加わり、かなり豊かな地方都市なんだね。 自衛隊も漁師も変則勤務だから、平日の深夜まで飲み屋が賑わうのだろう。
横丁の数ある店の中から「美味」に入ってみる。日本酒の種類が多くてうれしい。
そして、それよりも凄いのが刺身の種類。
うま~い。酒にあう~。
本日のお刺身だけで40種類!!!!!
ここのご主人は昔遠洋漁業に出て居たそう。かなり儲かったらしく、そのお金で数店舗飲食店を経営しているらしい。
これで0時くらいの賑わい。
すっかり遅くまで飲んでしまった。
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