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2015年1月26日月曜日

読書記  イスラム国 テロリストが国家をつくる時


イスラム国とアルカイダ。この区別があやふやな人には大変役に立つ本だと思う。また、イスラム国と中東諸国の関係が全く分かっていなかったのだが、この本を読んですんなり理解できた。僕にとっては最も敬虔なイスラム教の国であるサウジですら、欧米と手を結んだ王家が搾取しているとイスラム国は見ている。これは、宗教論争だけでなく、階級闘争なのだ。そして、敵の敵は味方だが、敵が複数いた場合は見方の見方が敵になる。中東の国家間の関係は本当に複雑だが、かなり理解できた気がする。何度か読むと更に発見が有りそうだ。話題の本は買って、読んで、すぐにamazonのマーケットプレイスに出してしまうのだが、この本は暫くは本棚においておきたいと思う。

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