久しぶりにあった学校の同級生、幼馴染み、親戚、従兄弟......etc.etcに「これ、連絡先。」と言って会社の名刺を貰うことが多い。僕はこれに非常に違和感を感じる。個人として会っている相手に対して、なにゆえ組織の名刺を出すんだろう??どう転んでも仕事を一緒にする可能性のない人になぜ会社の名刺なんだ?
銀行口座や各種申込書にもよく「所属」という欄を見る。かつてそこには○○大学などと書くことになっていた。そして、仕事をしだしてからは××××㈱と書くことになっている。これって、お隣の国の共産党みたいじゃない??「北京市朝陽区○○地区第8党」みたいにね。どこかに「所属」してないと信用ないのか?名刺は信用補完?そうすると失業すると、無所属ということになる。解雇されることによるデメリットは、考える以上なのかもしれない。娘の結婚式までは退職したくない、出向したくないなんていう話もきくね。
もし、海外で会社と全く関係のないところで名刺を渡すと、まず単純に驚かれるであろう。そして、例えば「この人は週末の趣味の集まりまで営業の対象にしている注意すべき人物」と思われるであろう。
僕は個人である時と、組織人である時を明確に区別したい。組織の看板が付いてないと自信をもてないとか、アイデンティティが欠落しているなどと感じるのは、おかしい。
そこで、パーソナル名刺を持ち歩くことにした。会社の代表として会う人に対しては、もちろん会社の名刺だが、友達関係はパーソナル名刺。もしかしたら、仕事でも付き合えるかもという人には両方渡す。パーソナル名刺にはもちろん肩書きはない。代わりに自宅住所、携帯番号、自宅メールアドレス、そしてこのブログのURLなどが載っています。もち、表は日本語、裏は英語。
2010年5月19日水曜日
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