仙台からはあっという間だった。気がつくと噴火湾を航行中。霧の向こうに苫小牧が見えてきた。
昨日の北海道はかなり荒れて大雨だった模様。昨年泊まった天人峡は、道道が陥落し孤立しているそうだ。11時の定刻に接岸。船積みは結構時間がかかっていたが、降りるときはすいすいと車が下りていく。
なるべく移動の負担をなくしたいという構想の下、本日は一気に距離を稼ぐべく然別湖まで移動。234号を北上し、道東道追分町ICから夕張まで。700円の料金は高速道路無料化実験のためただ。そのご、占冠から十勝清水(1,300円が無料)まで再び道東道へ。むかしは、ひたすら「樹海ロード」を走ったものだが、かなり楽に移動できた。これだったら、ガソリンも節約できるし、少なくとも1,000円程度は負担すべきであろう。日勝峠を超えて、眼下に広がる十勝平野を眺める感動は味わえないが、それをも上回る楽チン移動であった。
お昼は北海道のコンビニ セイコーマートのサンドイッチなど。セイコーマートの品揃えには毎度感激するなあ。
車は再び北上、大雪山系のふもと、然別湖には16時ごろに着いた。本日の移動距離は212Km。本日の宿はこちらのホテル風水。建物はかなり経年を感じたが、清潔にメンテされていた。高度成長期からバブルごろまでの温泉旅館は、ハコの古さが目立ち始め、これから正念場だなぁとつくづく感じる。これだけの観光資産があるのだから、お金持ちになったアジアの旅行客に泊まってもらい、ミニバブルをenjoyしてほしいところだ。

さて、この宿は全室湖に面していて、大変よい眺めであった。特に今宵は満月で、湖面を照らすお月様が幻想的。露天風呂で一緒になったオヤジさんは「いや~、これはきれいだなぁ」と思わず大声を出していたほど。月は時々雲にかげり、暫く見えそうにないかと思いきや、すぐに雲が晴れ、つきが出てくる。人生、長いトンネルに入った気がしても、案外こういうもんなんかもなぁと思った。
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