名残惜しい屈斜路湖畔を後にして11時に出発。今回3泊した自然塾はなかなか整備が行き届いていて気持ちよく過ごせた。また、ぜひ来たいと思う。
せっかくここまで来たからには、摩周湖を避けては通れない。ちょっと回り道にはなるが、訪れる。北海道フリークの私も、摩周湖はまだ3回目だ。(というか、一生に一度訪れるか訪れないかの場所かもしれない!?)「霧の摩周湖」といわれるが、今回はすっきりと晴れて見通せた。湖面には全くアクセスが出来ないのだと思う。静かな湖面をしばし眺める。湖の向こうには斜里岳を望めた。逆の方向には、雄阿寒岳、雌阿寒岳なども見える。すばらしいパノラマだ。家族写真スポットと思い三脚を用意するが、なぜか長男が「太陽がまぶしい」とグズリ、思いっきり時間がかかってしまった。
さて、続いて訪れたのは硫黄山。これまた、豪快だ。目の前から噴気が轟々と音を立てて噴出している。草木が生えぬ荒涼とした風景だ。自然の凄さを目の当たりにした感じ。近くで見ても、遠くから見てもなんともいえない迫力だ。
それにしても、道東は手付かずの大自然がそのまま残されておりすばらしい。このまま乱開発せずに残して行かなければならないとつくづく思った。日本中の地方がなんか似たり寄ったりになってしまったが、ここだけは別。ナショナルチェーンのお店も殆どないのも、なんだか居心地が良い。どこの地方も国道沿いはイオン、ユニクロ、ヤマダ電機、セブンイレブン等などのおなじみの看板ばかりだからね。
川湯温泉の足湯でしばし休憩をした。ここは、酸性がきつすぎるため子供が小さい我が家は今回はスルーのつもりだったが、足だけは入れておきたくなった訳である。ここの駅舎は非常にレトロでいい感じ。ドンドンと北海道の鉄道は廃線になってるが、ここくらいは残して欲しいなぁと思う。だったら、車で移動するなって感じですが....。
川湯温泉を後にしてサロマ湖へ一気にこまを進める。途中、知床半島、羅臼岳などが望めた。いよいよ、最果ての地に入ってきたなぁ。知床はぜひ行きたかったのだが、駆け足で訪れる場所でもないので今後にとっておくことにした。知床もまだ2度しかいったことがない.......。いや、2度行ってれば十分か?
オホーツク海をみつつ国道をひたすら走る。この辺は、「雄大な北海道」という感じはなく、「最果て感漂う、うら寂しい」感じだ。最もいい季節に、最高の天気の日に訪れてもその印象は変わらない。
東京から走行距離1,100Km+航路600Km いやー、日本は広いなぁ.....というか長いなぁ.....。
本日の宿泊はサロマ湖 船長の家。 ここは、カニを死ぬほど食わせる宿として、北海道通には有名な民宿だ。98年、00年に続き10年ぶり3度目の宿泊。建物が増築されており、立派な宿に変わっていた。当時料金は6000円台だったと思うが、今回は8,400円。しかし、食事の内容を考えるとこれでも安い。また、快適に泊まれるようになっていて、うれしかった。
さ、その食事です!じゃじゃじゃじゃーん。テーブルの写真を撮りきれず、イスに立って撮りました。
これだけじゃありません。その後、暖かい食事は適宜運ばれてきます。全部で25皿程度の料理。毛がに、タラバガニ、カニシャブ、カニ飯などなどのカニ三昧。また、ツブ貝、ほっき貝、ホタテ、白貝などなど貝類も豊富です。何から手をつけてよいか分かりません。カニと格闘している感じ。最後は、ひたすらかにを解体する機械になった気分です。
そして、2時間後。いやー、食った食ったー。食べ切れなかった人は、お土産でクール宅急便で送れるそうなのですが、我が家は完食。息子が戦力になったのが大きかったか?彼のおなかも、はちきれんばかりに真ん丸になっていました!「おいしく頂きました~」って言って帰っている人が居たが、正しい感想は「嫌というほど頂きました~.....。もう暫くカニは結構です。」って感じ。魚も、貝も暫く食べたくないなぁ。部屋に戻って飲んだコーヒーが最高にうまく感じました。
あーうまかった!!!!!
長旅が続いていますが、明日からは札幌に向けてコマが進みます。徐々に都会へ.....。もっと道東に留まっていたい。なんとなく寂しい気分。しかし、旅は人生、人生は旅。全ては一瞬の積み重ね。留まることはできないのだ~!
0 件のコメント:
コメントを投稿