ブログ アーカイブ

2010年9月26日日曜日

香港/インド出張 総括

久しぶりの欧米以外の長期出張であった。残念ながら、仕事の内容についてはかけない。
が、これだけならOKかな。今回の出張の総括。即ち、

「活き活きと仕事をしたければ、アジアに生きるしかない。OR,縮小均衡のなかで辛酸を嘗めまくることに!」

今回、大きな励みとなったのは、想像以上にアジア企業に英語が通じたこと、そして資本主義のルールが浸透していることだ。中国、韓国、台湾、インド、インドネシア、タイ、マレーシアの企業と会ったが、英語で完璧にコミュニケーションが出来る。中国語なんてやる必要ないなと実感した。日本が駄目でも、「アジア人」としてやっていけそうだ。

日本の「一流企業」は、まともな英語でコミュニケーション出来ない。外国人にとって、日本企業はアジアの中でも特に理解できない存在になっている。残念なことだ。

英語は、なーんとも難しいことはないのに、本当に使えるなぁ。子供にも、しっかり教えたいと思う。

2010年9月25日土曜日

香港・インド出張 キャセイパシフィック総括

今回の出張でキャセイにした理由はたった一つ。安かったからだ。本来なら、ANAで羽田から香港に飛び、香港インドはStar Allianceのフライトにし、インド日本はANAの直行便というのが一番楽だ。しかし、この旅程だと75万円。それが、帰りにHKで乗り換えの必要があるものの、キャセイだと35万円だった。まあ、ここまで差があると仕方ないよなぁと思いBookしたが、これは想像を大きく上回るExperienceとなった。

まあ、東京<=>香港は普通だ。ほんの数時間のフライト、そこそこシートピッチがあってうまいワインがあれば、それでいい。その点、機内食は明らかに劣るし、ANAよりもワインのレベルも低く、「ま、値段相応だな」というのが印象。しかし、本領はインドへの6時間程度のオーバーナイトフライトと、香港でのトランジットで発揮された。
このビジネスクラスの中長距離船コンフィグにご注目。全席、全く他人に干渉することなく通路に出られる。両サイドとの仕切りもしっかりしていて、プライバシー度満点。多くの席がアイルでありウィンドウ。特に真ん中の席との干渉がないK列側がお勧めだ。まあ、Virginと同じ発想なわけだが、この配
列はいいね!

CXのこのキャビンを経験すると、BAのこの配列は.......。何か隣が気になるし、妙に狭いし....。安くなければ、避けたい。BAはワインはいいけどね!

ANAの肝いりのこの配列も、微妙だなぁ。ANAの170度リクライニングや、JALのシェルフラットはもう論外。出来れば避けたい。JALは、ANA対抗策としてはCXやVS方式のコンフィグにするといいのでは?そんな投資、倒産会社には出来ないって?ごもっとも。


香港のキャセイラウンジは、広大なスペース。詳細はこの前書いたとおり。本当に、機能的だ。海外でのトランジットとなると、「スターアライアンス」や「ワンワールド」のラウンジになりがち。この相乗りラウンジは、狭くて込んでて最悪だ。その点、キャリア専用のラウンジはすばらしい。今回は4時間の待ち合わせ時間があったのだが、シャワーを浴び、久しぶりに日本語新聞を読み、メールをチェックし、昼食を食べつつ、出張レポートをまとめていると直ぐに時間になった。

今後は、アジア各地への出張は出来るだけCX利用を念頭に置いたスケジュールにしようと誓ったのでした!

インド/香港出張 ホテル編

香港CONRADホテル/ HK Conrad
ここは、僕のHKの定宿です。便利で、華美な感じが全くなく、落ち着いた雰囲気でくつろげます。出来てから20年以上経ちますが、重厚感が増し、よい感じで年をとっています。オーシャンビューでビクトリアハーバーを眺めるのもよいですが、割安なピークビューも実はお勧め。ビルだらけの香港において、緑がいっぱいに広がる眺めはホッとします。一方、海側に面しているものの、前面のビルにさえぎられるシティビューは....。8Fのパシフィックバーもいい雰囲気。価格もリーズナブルでお勧めです。

2泊したチェンナイのインド資本と思われるホテル。空港から10分ほどで便利なのですが、ホテルを一歩出ると雑多なインドの普通の街。高いゲートに囲まれたホテルのみ異空間が広がっていて、その差には驚くばかり。レストランもなかなかおいしく、イギリス風のBarもあり、プールも広くて気持ち良くなかなか良いホテルでした。日曜日をここでフルに過ごさざるを得なかったのですが、なかなかのんびり出来ました。ただ、ちょっと新しすぎてペイントのにおいが残っていたのは頂けなかった。そして、1泊2万円ちょっとの料金は.....他に選択肢がないので仕方ないが現地の物価水準を考えると高いよなぁ.....。

InterContinental Eros Nehru Place
ここもまたインドのホテルらしく、「なんでここに?」という立地。ちょっとホテルの周辺を散歩という雰囲気では全くありません。名前から判断するに、もともとは違うブランドだったのかなぁと思うけど、そこそこ広い室内はいかにもIntercontinentalというシックな内装で落ち着けました。また、1FのBloomsというレストランのBuffetもなかなか良かったです。安心して、インド料理を食べることが出来ました。難点はエレベーター。もともと3基しかなく、しかも2基が故障中。部屋から降りるのに10分程度またされました。あ~、これがインドなんだなぁ....。


ITC Windsor Bengaluru

んー、ここは今回の最も勘違いホテルでした....。というか、ビジネストラベルでここをとってしまった私の失敗か?まず、ホテルに入るとこれでもかというほどの豪華な内装に圧倒される。続いて、チェックインはウェルカムラウンジでドリンクを飲みながらゆっくりと.....あー、もうそろそろ0時で明日は7時チェックアウトなのに~というこちらの事情は全く考慮されません。なぜか、スイートルームがアサインされ、ホテルマンは、一通りお部屋を説明したいという.....。どうーでも良いから早く寝たいんだよーと、お断りする。しかも、6:30-6:45に頼んでおいた朝食のルームサービスは届かず。6:45ごろに、「朝食を頼まれたか確認したいのですが....」と電話が!しかもあと20分かかるという。これには怒り心頭。7:00にはチェックアウトなのに、待てるわけないだろう!
まあ、何から何までリゾートホテルの様なのーんびりしたのりでした。コンファレンスとか、余裕たっぷりのビジネスとラベルなら良いんでしょうが....。3万円くらい支払った割にはただ5時間ほど寝ただけで勿体無かったです。


ここもまた、middle of nowhereにあるホテルでした。結局インドのホテルはどこも辺鄙な所に建っており、街の様子を散歩して見るということが、全くできず。それどころか、ムンバイテロの影響かどこもセキュリティが厳しく、意図的に隔絶された感じがします。チェックイン時には、飛行機に乗るときの様なセキュリティゲートを通らなければなりません。
このGrand Hyattは、他都市のそれと同様、近代的な感じでなかなか居心地が良かったです。

インド出張 食事編

インドで何を食べてたのか?おなかは壊さずにすんだんだのか??
今回は、5日間で4都市を回る強行日程だったので、健康だけはかなり気をつけました。従って、機内食かホテル食以外は食べておらず、お腹は大丈夫でした!

↑本当はこういうのチャレンジしたかったのですが.......。

機内食カレー!!結構うまかったけど、3晩連続は飽きました。これを食べて、ホテルに着き、香港で買ったカップラーメンを食べるというのが連日の食生活。いやー、おなか壊すリスクなくおいしく食べられるカップラーメンは偉大だ!

ちなみに、マックにはベジタリアンバーガーあり。芋のコロッケがはさんでありました。ベジとはいえ、カロリーは立派!もちろん、生野菜ははじいて食べました。

最終日に、ルームサービスでとったこれだけが唯一最大のご馳走でした。タンドリーチキンと、土鍋で炊いたラムご飯です。あー、おいしかったなぁ。

2010年9月24日金曜日

インド出張 ムンバイ編

インド最終日、ムンバイにやってきました。といっても、ムンバイ郊外で仕事が済んでしまい、都心に行く機会はありませでした。んーー、残念無念。インドは、本当にケイオス。スラム街みたいなところの真ん中にいきなりインターナショナルホテルが建ったりしています。土地の収用が難しく、空いているところに好き勝手に計画もなく立てている模様。東京以上にまとまりのない街だなぁ....。

2010年9月23日木曜日

インド出張 バンガロール編

バンガロールはなかなか素敵な街でした。中学校のころ"デカン高原"というのを地理で習うが、その一部。標高900m程度です。夜中に着いたのだが、DehliやMadrasと違って、明らかに空気がひんやりしていて心地がよい。街中も緑が多く、まあ雑多な感じは変わらないのだが、なんとなくホッとする街だった。
ITC Hotelという所に泊まった。なぜか、スイートルームがアサインされなかなか居心地がよい。しかし!!チェックイン0時、チェックアウト7時の7時間滞在なのです.......勿体無いなぁ。しかも一人でこんな所泊まっても仕方がないよ。ITの街らしく、部屋はハイテクなスイッチがあちこちあって、その「やりすぎ感」が面白かった。恐らく、米国企業でバンガロールにアウトソース先を持っているような所のマネジメントなんかがここに泊まるんだろうなぁ。
都心は、近代的なビルが幾つか建ってました。

2010年9月21日火曜日

インド出張 デリー編


チェンナイからデリーのフライトは3時間弱。社内規定で、3時間以内はエコノミーなのでかなり窮屈なフライトとなった。丸一日働いて、夜遅いフライトで次の目的地に飛び、夜中チェックインの早朝チェックアウト。正直つらい。デリーは今年は極端に雨が多いらしい。もう、街中水浸し。しかも、コモンウェルスゲームを前に、テロがありあちこち警戒中。大渋滞です。


挙句の果てには、乗ってたバスがトラックに追突された。30Kmくらいで走ってたので怪我はなかったけど、後ろの車の前面大破。バスも、後ろのエンジンに突っ込まれて2時間ほど立ち往生。世界各地旅行してますが、初めての事故がこの程度で良かったです。本当に。

2010年9月20日月曜日

インド出張 チェンナイ(マドラス)編

チェンナイの街は混沌としている。まず、砂埃が凄く、コンタクトをつけていると大変だ。車は、ローカルブランドの古いものが多い。近年工業化が急速に進んでいるとはいえ、田舎町の雰囲気。
街中は、賑やかな場所もあれば川沿いにごらんの様なスラム街も広がっている。

インドの人口は11億人程度(正確に把握されていない)。貧富の差がかなり激しい。物価水準はものによるものの8倍から10倍と言った感じ。大卒初任給で60万円-80万円、工場のワーカーで初任給40万円。一方、派遣社員も製造業では多く、20万円前後の所得。
どこかの国と違って、産業の自由化がドンドンすすんでいる。その最たる例が、通信と航空か。携帯電話業者は10社以上、航空会社も自由化で乱立している。今日の移動はJet Airwaysでデリーまで。

2010年9月19日日曜日

インド出張

ということで、やってまいりました。インドでございます。学生時代、アジアを旅行しまわった僕ですが、インドは初めてです。旅行しにくそう、衛生的な問題がありそう、疲れそう、広くてきりがなさそうなどなど、理由をつけて敢えて避けておりました。仕事で来ることなど想像もしませんでした.......。昔から、「インドに来る人は、インドに呼ばれた人だけ」といいます。はてはて、どんな一週間になるんでしょうか。久方ぶりに、深夜に始めての異国に着きました。チェンナイに着いたのは1:40amです。「あー、なんか分けわからん。早くホテルにつきたーい」の一心です。なんとか、チェックインして、すぐに就寝。

朝は、お昼ごろまで寝ました。疲れが溜まっていたのでいい休養。その後、少しホテルの周辺を歩いてみることに。いやー、快適なホテルなんですが、一歩外に出るとまるで違った世界!!こんな感じでございます。

更に、一歩路地を入ると.......。いやー、インドだ!



なんか、見たことがない世界が目の前に展開します。変なにおいがします。そこらじゅうにゴミが落ちてます。変な犬がうろうろしてます。子供が賢そうです。ホコリが凄いです......etc しかも、暑い!デング熱にかかるので、蚊対策が重要と聞き、香港で強力な虫除けを仕入れた。これが結構べとついて気持ち悪い~!
ということで、外の散歩は早々に切り上げ、プールサイドでビール飲みながらリラックス!最高に居心地が良いです。人件費が安いので、人が多く、とにかくサービスが行き届いてます。みなさんん、きちんとした英語を話すのには感心しました。発音、イントネーション、文法、言い回しなどなど、イギリスっぽい。どんな教育を受けてるのかな?
さて、明日からが本番だ!

2010年9月18日土曜日

香港出張


同僚はみんな三々五々各地に帰ってしまった。僕は、来週はインドなので夜の飛行機まで香港で過ごす。一人で香港とは、さすがにさびしい。


まだ、飲茶行ってなかったので、「一人飲茶」に挑戦する。おいしいね!でも、周りがこんな感じでわいわいにぎわってるので、やはりさびしかったです。
ということで、バスに揺られて赤柱(Stanley)にやってきました。香港島もトンネルを抜けると緑が多くて、海もきれいでかなり風光明媚。かなりインテンスな一週間を過ごしたので、正直ほっとしました。
Stanleyは、イギリスのコーンウォールの小さな街を思い起こさせます。海岸沿いにパブがあって、皆さん思い思いにくつろいでました。僕も当然、「グビグビ」っと行きます。イギリスのビールが豊富にあって、うれしい!

その後、少し歩いてビーチのほうへ。かなり静かでいい感じ!時々沖合いを凄い大きなコンテナ船が通り過ぎるのが、香港っぽい。それにしても、潮風を浴びつつ、波の音を聞き、かなりリラックスできました。
さて、のーんびりタイムは終わり。今から、インドへのフライトです。香港島からは、Airport Expressに乗って20分ほど。電車乗り場で荷物を預けることが出来、本当に機能的だ!
今回は、香港経由インド行きというチケットにしたので、キャセイパシフィック。10年以上ぶり。香港空港は本拠地ということもあり、ラウンジの充実度に感服した。
キャセイは二つラウンジがあるのだが、The Pierには、シャワールームがある。一日短パンで歩き回ったので、ここでシャワーを浴び、着替えをした。とっても、リフレッシュできて大満足だ。
僕は、イギリス駐在後とってもイギリス好きになってしまったので、バイアスがかかっては居ますが、BA,VS,CXなどイギリス系の航空会社についていえるのは、ビジネストラベラーの事を良くわかっているということ。CXの香港ラウンジは、完全にビジネスコーナーが分かれていた。かなり静かな雰囲気の中で、仕事に集中が出来る。PC,ネット接続は当たり前。プリンターまであって助かりました。
食事はおいしくなかったけど、キャセイはまあ満足!

2010年9月16日木曜日

香港出張

今日も、ちゃんと働いてます。でも、夜はRihanna(リハーナ)のコンサートに行きました。かなりはやってるらしいですが、すみません、名前知りませんでした。でも、歌が始まるとさすがに、「あー、聞いたことある!」という感じ。teenagerの子供を持つ同僚は、子供から相当羨ましがられたそう。
彼女は、どうも2010年代のマドンナだようだ。何人かわからないその風貌。世の中が変わったことを実感しました。




2010年9月15日水曜日

香港出張

連日の会議で息が詰まったので、スターフェリーで往復して息抜きをした。いやー、ビルが増えたなぁ。



ホテルのご飯にも飽きてきたので、ピータン瘦肉粥を食べる。うまい!しかも、何だか健康によさそうだ。
ちゃんと、働いてますよー。ホント、働いてます。でも、夜はなかなか会えない同僚と顔をあわせたわけなので何かしないと勿体無いということで、今日は競馬に来た。イギリスのチェルシーフットボールクラブを思い出させるような場所。下にはガヤガヤしている席がある一方、上のほうにはレストランがあり、食事を楽しみながら競馬が出来る。200HK$くらい使ってみましたが、駄目だったなぁ。

この後、JWMarriottのてっぺんのBarで1時ごろまで飲み。いやいや、楽しい一日でした。

2010年9月14日火曜日

香港出張

日中は、ぶっとうしの会議。久しぶりに英語onlyです。しかし、アジアのビジネスは、英語で完全にやれるんだなぁ。ある意味、楽ちん。日本に来る外国人は、英語でビジネスがスムースに出来ずにさぞかしいらいらすることだろう。

さて、今晩のみ予定が空いていたので、九龍の下町のほうへ行ってみることにした。女人街、男人街と屋台が出ているあたりだ。

初めて香港に来たのは確か92年春だったと思う。18年経った今も、結構おんなじ。中国も香港もあれだけ変わったのに、ある意味安心した。
モツ屋台を見つける。広州名物だ。今日の前菜はこれだな!ということで、早速注文。まあ、怪しい食べ物ではありますが、うまいっす。
香港のビールといえば、これです。San Miguel。フィリピンの会社ではありますが、香港シェアトップです。しかし、今回気づいたのは、色んな銘柄が増えていたこと。インド資本、本土資本、日本資本などなど。
前菜の後は、メインということでエビのにんにく焼きと、土鍋鳥。

B級香港グルメを満喫した夜でした。いやー、確かに食材は大丈夫なんだろうか?という疑念がこの年になると起こるわけですが、まあ、うまいからいいや!

屋台の前に「歌座」という店があった。なんだか怪しいなぁと思っていたら、西洋人が"come on in, come on in, this place is so much fun..."と言って入っていく。何があるのか聞いてみると、どうもカラオケバーのようだ。一緒に居たイギリス人の同僚がぜひ入ってみようという。

入場料20HK$を払い入るとこの様な感じ。生演奏がなかなか上手だ。カラオケを歌いたい人は100HK払って歌う。上手だったら、お客さんから「おひねり」がもらえる。飲み物はビール一本150円ほど。いやー、異様に盛り上がっていて、変な場所でした。