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2010年9月2日木曜日

夏休み北海道旅行 Day12

本日も、公園制覇ということで「百合が原公園」へ向かう。80年代後半に全国で博覧会ブームがあった。神戸のポートピアがきっかけで、台場の世界都市博が中止になるまでの15年程度か。これって、今の中国の地方都市と本質的にやってた事は同じだなぁ。僕の故郷、福岡も89年に市制100周年記念とかで「よかトピア」なんてのをやったが、その3年前の86年に札幌では「花と緑の博覧会」というのが行われた。百合が原公園はその跡地だ。この近辺は湿地帯なのだが、埋め立てて事業化したのかなぁ。
その名残が公園を走るこの「リリートレイン」。北海道旅行のサブテーマ化している「乗り鉄」、「撮り鉄」にも合致しており、早速乗車。Y360で15分程度かけて園内を一周する。家庭の食用油を回収生成して走っているとのことで、確かに走り出すとほのかな「てんぷら臭」がした。それにしても、今日は暑い。最高気温33度とのことで、外に居るのが正直しんどい。ぶらぶら園内を散歩して早々に切り上げる。




お昼は、最近はすっかり有名になってしまった ROYCEの直営店へ。あいの里の工場近くにあるこのお店では、豊富なパンを店内で食べることができる。コーヒーが無料とありがたい。おいしそうで、あれこれ目移りしてしまった。



百合が原公園への道中、何カ所かボーリング場があった。どこで覚えたのか、息子が「ボーリングいきたーい」とリクエスト。外での活動には暑すぎるということで、リクエストがかなった。普通にやると1ゲーム3名で2,000円ちょいなのが、3ゲームセット2,700円だったので、そちらにする。「出来ない!できない!」とくずるのが目に見えてるので、「怒ったら、帰るよ」と条件を付けたが、やっぱり心配した通りとなった。最近のボーリング場は、子供の番にはガーターに落ちないような枠が出てきて子供でも楽しめる。良く考えたなぁ。

この写真、息子の投げ方は子供にしてはいいんじゃないという感じであるが......。毎回、この後レーンの直前で止まって、ボールを置いて、(投げるんじゃなくて)「えいっ」と押し出すのでありました。ボールは「こんなに遅いのに良く止まらずに最後まで届くなぁ」というくらいゆーっくり、ゆーっくり、ピンまで転がります。短気な私には、結構耐えがたい仕打ちでございます。ガーターなしなので、一投目は必ず倒れるのですが、二投目はそうは行きません。当たらないと、マジで悔しがるので、彼の次に投げる妻は、平常心を保てずボロボロでございました。僕のスコアは......秘密です。不本意でした。
いやー、闘争心のない子供も困ったものなので、「勝ちたい」、「うまくやりたい」という気持ちは大切にしないといけないとは思うのですが......。この年で、「うまく出来なくっても楽しければいい」って言う方が将来不安だよなー。そう、分かっては居るんですが、これに60投つきあうのは大変でございました。



今日は、札幌最終ディナー。ボーリング後は宿に戻り、シャワーを浴びてさっぱりする。そして、この旅行のメインイベントのひとつである、「札幌バンケット」へ向かう。今回、3回目の訪問。ぐぐっていて偶然見つけたお店なのだが、僕の中ではナンバーワンのフレンチレストラン、いやナンバーワンのレストランだ。東京、ロンドン、フランス各地で色んなフレンチのお店に行った。特に東京やロンドンは「この値段払ってうまくなかったら嘘だろう」というところが多い。ワインのマージンには驚くばかり。子連れでは勿論無理だし、ドレスコードもカジュアルスマート以上だ。一方、フランスではきちんとしたレストランでも子連れがOKな所もある。特に地方などはそうだ。ここで家族でテーブルを囲み、マナーを教えつつ、大人もおいしい料理と会話を楽しむという様な光景をよく目にした。札幌の French Restaurant Banquet は正にこのイメージのレストランだ。
以下、HPからの拝借。

フレンチレストラン バンケットは札幌市中央区の西20丁目通りにある、カジュアルなフランス料理店です。バンケットは、高級フランス料理店ではありません。<br />
難しいテーブルマナーや、ドレスコード、ルールも必要ありません。普段のお食事として、肩の力を抜いてフレンチを気軽に楽しんでもらえると嬉しいです。僕はこれまで、東京や、フランスのレストランで料理を学んできました。フランスの古典料理もたくさん学んできました。今まで学んだフランス料理をベースに、バンケットでは、僕の色を加えた料理を作っていきたいと思っています。「美味しく、楽しいフレンチ」作っていきたいと思っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております。<br />
 オーナーシェフ 若杉 幸平


子供が生まれて以来、フレンチレストランには先ず行くことができない。僕ら夫婦にとってここは、「日本で唯一、子連れでも、ベビーカーを持ち込んでも、ちょっと迷惑であることには間違いないが、ギリギリ許してもらえそうな本当に本当に有難いレストラン」なのだ。そして、そのメニューの創意工夫と、道産の材料へのこだわり、その味。もう、格別です。本当においしく満足できる食事って、余韻に浸れるんだなぁと毎回つくづく思います。シェフの方は、まだまだお若く、恐らく僕と同世代か、若いくらい。色んなところで修業されて、札幌に店を開かれた様である。もし彼に野心があれば、かなり有名になると思う一方で、こういったコンセプトを大事にいつまでも続けてほしいとも願ってしまうのでありました。お値段もリーズナブルで、ブランドや品ぞろえよりも、味と気軽さから選んだと思われるワインのセレクションも楽しく、絶対に満足できると思います。超お勧めです。

なお、私の食べたものはこんな感じ。流石に、写真は撮りませんでした。

アミューズ3品 
・マグロの串揚げ 
・鴨肉で作ったプチハンバーガー 
・道産野菜のサラダと甲殻類のソース
前菜
いろいろな魚介を詰めたバスク産赤ピーマン「ピキオス」のピカタ 余市産甘エビのソー
メイン
フランス・シャラン産鴨肉のロティ ソースマディラ フランス産マロンときのこのグラッセ
デザート
デザートワイン


息子にはコースは勿体ないので、
北海道産豚肉のソーセージ リンゴとジャガイモのタルト
そして、ご飯派なので
小さなココットで炊いた本日のごはん


このごはんが、今日は「帆立とトリュフの炊き込みご飯」でした。勿体ない事に息子にはちょっと高級すぎたお味の様であまり食べたがりません。有難く、両親の胃袋へとおさまりました!





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