日経新聞の経済教室は玉石混合だが、毎年最初のシリーズは結構良い記事が出る気がする。今年も例にもれず。
青木昌彦氏「世代間の合意と開国を」。かなり僕の意識とマッチしていて読んでいて嬉しかった。人口構成というのは、簡単に解決できるものではないためとかく運命論に走りがちだ。しかし、青木氏はアジアという視点に立つと、これを相互補完的に解決できるという。なるほど、地球には日本以外の国が沢山あるわけだ。移民はYesかNoかということではなく、もっと多面的な解決方法があるということに気づかされた。このことを僕の置かれた立場で理解し実践するというのはどういうことか?年前半のテーマとし、後半には行動に移したいと思う。「雁行型 2.0」ってのが、スタンフォードぽくていいっす!
続いて田中明彦氏「欧米中心時代の終焉へ」。こちらは、僕はすべてには賛成しない。かなり議論の飛躍があり、認知のズレも感じる。しかし、「例外としての日本」というアイデンティティに変更を迫られているというのは重要なポイントだな。この言葉だけでも価値あり!
最後は松本大氏の「リスクを取る者を支えよ」。流石は金融人だけあって、一言一句全て賛成。特に、教育と変化への対応力についてのコメントは、わが意を得たり!読んでて本当にうれしかった。当たり前のことを書いてるのに、これ自体が議論を呼ぶという点に於いて日本の経済運営の幼稚さを感じざるを得ない。
現状は余りにも厳しいが、それにどう対応していくか。今年は自分なりの解を出し、形にしていく年にしたい。
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