2年ぶりの福岡での年末年始を過ごした。
どこ出身?って聞かれると、間違いなく福岡って答えるんだけど、10年しか住んでないんだなぁ。東京は15年。でも、出身地ってやはり多感な小中高を過ごした地域だよなぁ.....。
僕は高校留学した関係で、日本では留年した。米国の単位は本当は認められたのだが、折角お勉強して入った高校に2年しか行かないというのが何とも勿体なく感じた。浪人する位なら高校に日米合わせて4年通って、現役目指そうとも思った。でも、あの頃の1年って、結構重要だったとも思う。一足先に大学生になった友人たちを見て、遅れた感は強かった。浪人は出来ないというプレッシャーも大きかったなぁ。今でも、受験の夢を見る。しかもかなり具体的で、2学期になるのに数学の「行列」辺りが全く解けないゆめ。
とはいえ、卒業して20年たつと、ダブって本当に良かったと思う。1年なんて今思えば余り意味がない。大事な青春時代を少しだけ長く経験することが出きた。もうけものだ。そして、みんなと比べて同窓生が倍いる。今年は珍しくどちらの学年も同窓会をやったので、高校の同窓会に2回も出てしまった。高校の同窓生って、卒業ぶりでも昨日チャリで一緒に帰ったくらいの感覚で話せるのが不思議だ。17時に始まった会は、2次会、3次会と続き、Finishは勿論屋台。朝の3時まで盛り上がってしまった。ここまでやって、みんなタクシー代2,000円で帰られるのが、この街の良いところだ。
福岡と博多は似て非なる土地。僕は、博多っ子で博多弁をしゃべる(られる?)が、博多出身かと言われるとそうではない。「博多」っていう言葉は、文化的には福岡市のそれ全体を指すのだが、出身地として土地の固有名詞として「博多」って使うときは、福岡市博多区に限定される。多少拡大しても東区と南区の一部までか。人口の多い中央区、城南区、早良区、西区はやはり博多ではなく福岡だ。この微妙な感覚は、これまで一度も域外の人には理解して貰ったことがない!
冬の気候も理解されにくい。福岡というと南国九州のイメージから温暖な印象を受けるようだ。しかし、日本海、玄界灘に面したこの街の冬はどちらかというと、金沢や新潟などのイメージに近く、寒く、暗く、荒れる。冬は温暖で、天気が良い関東とは大違い。今回は1週間ずーっと雪や雨で、改めてこの違いを実感した次第だ。
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