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2011年3月11日金曜日

2011年3月11日

2011/3/11 14:46
僕は、ホテルの一室で初対面の人とミーティングをしていた。

「あれ?なんか揺れてません?」
先に気がついたのは僕だった。免震構造の建物がギシギシゆさゆさと長時間にわたって揺れている。
1993年に奥尻島が壊滅的被害を受けた北海道南西沖地震を思い出していた。
この揺れは、タダものじゃないな?

あの時、僕は家庭教師先で英語を教えていた。かなり長い揺れに沈黙。その後帰宅してテレビを見ると、ひどいことが起きていた。なるほど、遠くで起きる甚大な地震はこんな形で東京に伝わるんだなぁとその時思った。

そのホテルの部屋は、壁紙がビリビリと剥がれたが、幸いにも9Fだったためにモノが散乱するという様な事は起きなかった。初対面の人と机の下に10分隠れたのち、指示に従い外に出る。その後も何度も余震が来る。これはもう今日は仕事にならないなぁ。その後の予定を放り出し、取り敢えず1時間45分かけてオフィスに戻った。
もちエレベーターは動いておらず、徒歩で登る。

電車は動いておらず、徒歩帰宅組と会社滞在組に分かれる。僕は14日より海外出張を控えていたのでどうしても準備をしたく、ステイ組に。この時点ではまだ原発が大きな問題になるとは思っていなかった。そのうち、会社の中にあるアルコールをかき集めてミニ酒宴すら始まった次第。

これが、僕の3/11の記録。混乱の中でも、まだ日常の延長と思っていた。これが、Another Worldへの入り口であったとは微塵にも思っていなかった。


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