ソウルに初めて行ったのは1992年12月だった。日々、色々な情報が入るので、もう何度も訪れたことがある気がしていたが、実は18年もご無沙汰だ!朝鮮日報の日本語ウェブサイトを見ると、「韓国人は最近日本人を見下す傾向にあるが.......韓国経済も盤石ではない。戒めたい。」みたいな社説があった。その記事に非常に刺激され、無性に行きたくなってきた。幸い、面白そうな出張の理由もある。よっし、行くぞ!と出張を決めた。
迷わず、羽田<=>金浦線を予約する。飛行機は19:45発。仕事が完全に終わってから出られ非常に便利だ。前回の北米出張の際、サンフランシスコから到着便で国際線ターミナルを使ったが出発するのは初めて。とてもきれいだったが、ターミナルはまだガラーンとしている。人もまばら。お店がいくつも入ってるが、これじゃあかなり経営は厳しいだろうなぁ。
冬の西行き航路は強い偏西風へ向かって飛ぶことになる。対地速度は540Km.hと出ていた。向かい風が約400Km!今日は通常以上に強い様で、予定を超過して3時間のフライトだった。まあ、この分は帰りの便の貯金となるので良しとしよう。
社内ルールで3時間以内の国際線はエコノミーと決まっている。日本発の路線でエコノミーに乗るのは99年頃にエールフランスでポルトガルに行って以来だ。今世紀初のエコノミークラス。まあ、短時間フライトなので文句はないのだが、機内食には驚いた。過去にアメリカンの機内食で犬が食べるような食事が出て閉口したが、今回のJALの機内食のお弁当もこれに負けず劣らずの粗末さだった。経営再建中ということで、わざとまずいものを乗せて同情をかってるのか??と思うほど粗末な食事だ。日本は何を食べてもたいていおいしく、ここまでまずいお弁当などそうそう出会わない。原価は恐らく50円だろう。いやー、刑務所の食事の様だ。人間の尊厳を試されているようで、口にできなかった。万が一JALのエコノミーに乗る場合は、次からはおにぎりを持っていこうとう思う。それほどひどかった。
ホテルは、グランドハイアットに泊った。そこそこ古く、広くもないのだが高台から漢江、漢南方面が望めなかなかの眺望だ。ロビーの雰囲気もなかなか良く、まあ満足した。
部屋からの夜景
日の出
帰国は金浦空港から。ちょっと早く着いたのだが、まあ、出国手続きしてからゆっくりビールでも飲もうと、さっさとイミグレをくぐる。これが大失敗。なーんにもなかったのだ。寒いガラーンとした国際線ターミナルで仕方なくお仕事をした。
帰りのお弁当は、輪をかけて凄かった。もう、呆れて文句すら言えない。一口も食べなかった。なんだかんだ言って、チケット7.5万円だったのに、この内容は残念だ。せめて原価200円位でやってほしい。
0 件のコメント:
コメントを投稿