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2012年1月31日火曜日

The Sotheby's Wine Encyclopedia

兎に角、万人にお勧めのワイン本。一家に一冊、ぜひどうぞ!その名の通り、ワインの辞典だ。あらゆる産地のあらゆる作り手がカバーされている。ネットでワインを頼む時の参考や、昨日の夜の食事会に出た奴っておいしかったけど何?と言った疑問に答えてくれる。ん?そんなのググれば一発?いや、この本は、dk books らしくグラフィックが素晴らしく美しいのだ。例えば、ブルゴーニュの畑の違いまで図で説明されている。極論を言えば、英語が読めなくても楽しめます!

もともと僕はあまりワインは得意でなかった。醸造酒系はすぐに酔いがまわり、しかも翌日まで残るのだ。しかし、この本に出会い一転、何しろ手当たり次第に買ってきても、大体説明が載っているのだから面白い。それを確認しながら味わう。なるほど、なるほどと次から次へ飲み比べ、今では自宅にミニセラーまで買ってしまった次第。



*ちなみに、dk books は The penguin Group という出版社の一部門。このThe Penguin Groupは、Pearsonというメディア企業の一部門。Pearsonは他に、アメリカの教科書出版をやったり、FT(Financial Times)を発行したりしている。日本で言うと、日本経済新聞と東京出版とベネッセが一緒になった様な会社かな?超優良企業です。日本ではこういう出版社同士の合併って全くないなぁ。あれだけ死にそうなのに....。

2012年1月29日日曜日

日本最北端 宗谷岬へGO! Day5

最北端ではないというだけで、「おまけ」的な位置づけが可哀想なノシャップ岬へも行ってみる.....が、除雪がされておらず、200m手前までしかたどり着けず。ん~、最北端、宗谷岬よりも到達が難しいノシャップ。さすがにラッセルする気にはなれず、引き返す。無念。  
 抜海の港にはあざらしがいるらしい。見てやろうと向かってみるものの......これまたホワイトアウト!
これは、マジで怖かった。港のほうへ車を走らせると写真の様な状況に。戻りたくとも戻るべき道すらわからない。下手に動くと、海に転落しそうだ。カーナビを信じて車を転回し、ゆっくり後退.....。
 実は昨日からず~っと気がかりだったのが、果たしてたった1便の東京行きが飛ぶのかどうかということ。昨日は、稚内空港に着陸できず、キャンセルになったそうだ。オホーツクからの風がびゅんびゅん吹いて吹雪いているこの地に、横風をそのまんま受けるような滑走路の配置。冬季の就航率が著しく低いのも納得。これ、そもそも立地が無理だろう.....。まあ、案じても仕方がないのでレストランに入り最後のSapporo Classic。注文をとりに来たお姉さんに聞くと、「ん~今日の感じは、五分五分ですかね~。」っと。
 いや~、来ません。NH751便。12:55到着のはずが、全く駄目。また、アナウンスがかなり気をもませる。あれは、絶対担当者が面白がってやってる。そうに違いない!みんなハラハラドキドキなのに、どっちとも取れるようなアナウンスを延々とやるのである。
「12:55分到着予定の全日空751便は、着陸すべく上空を旋回しておりましたが、横風が非常に強いため、引き続き着陸のタイミングを図っております。次の情報は13:30分ごろとなります。なお、搭載燃料の関係で、13:30分を過ぎた上空旋回は困難となりますため、旭川空港に着陸、東京行きの752便は欠航となります。」
「引き続き上空旋回をしております751便ですが、先ほど着陸を試みたものの、非常に強い横風のために着陸できませんでした。機長からはもう一度だけトライするという報告を受けておりますため、次のアナウンスまでもう暫くお待ちください。」
こういった状況がずーっと続く中、常連客の「ん~、こりゃ今日は駄目だな。」とか、「いや、この前こういってたけど、1時間半回って降りてきたよ。14:30まではあきらめられない」とか期待を持たせたり、失望させたりの情報も飛び込んでくる。
そして、14:20、「え~、長らく上空旋回しておりました751便ですが、只今着陸に成功いたしました」
もう、周囲みんな拍手喝采!凄い盛り上がりだった。ワールドカップ初出場決定のとき、こんな感じだったなぁ!そして、現れた737。まってたよ~。
この状況を、機上で経験した人いるのかなぁと思い、Twitterを検索したところ、いらっしゃいました。バレーボール選手の大山さん。http://ameblo.jp/kanaoyama/day-20120129.html 機上でぐるぐる回る身も、さぞかし大変であったろう。 
2時間ほど遅れて出発。あ~、乗れてよかった。
道央は天気がよく、稚内の苦労が嘘の様。
写真のように、支笏湖、樽前山なども良く見えた。

ん~、何か本能に後押しされてやってきた極寒の旅であったが、
なかなか盛りだくさんで楽しかった。
なんか、一人の人生を5日間で経験した様な.......。

教訓:思い煩うことなく、好きに生きよ!

2012年1月27日金曜日

日本最北端 宗谷岬へGO! Day4

 今日はこの旅のハイライト、宗谷岬到達の日だ!
 気合を入れて、朝一番のスーパー宗谷に乗る......といっても一日3便ですが。 
憧れだった「スーパー宗谷」なので、奮発してグリーン車に乗る。5時間かかるので、4,000円の追加はかなりValue for Moneyだ。しかも、コーヒー飲み放題と言うことが判明。知ってたら、スタバ買わなかったのに.....と悔やむ庶民であった。
 う~ん、かっこいい。
 途中、空知地区は歴史的な大雪と聞いていたが、果たして物凄かった。
国道12号線が並走しているのだが、車が見えない!
 
 美深 旭川を超えてから先は、汽車では初めてだ。 
 時々現れる晴れ間に輝く雪の美しことよ!札幌に住んだ経験のある身としては雪の大変さは重々承知ではあるが、この車窓には心底感動した。ん~、生も死も、善も悪も、あらゆることが紙一重なのだなぁと感じた次第。
 どんどんすすんで~
 
 最北端到着!これだけ雪深い中を、たったの2分遅れ。日本の鉄道、恐るべし。
 ここでも、中国人旅行者がいっぱい!最北端の表示の前で撮影していたのは、僕と、おじさん3人組と、中国人旅行者3組7名。完全に負けてる。
お疲れ様
稚内市内も凄い雪。

早速 レンタカーを借りて、宗谷岬へGO!レンタカー屋さんで、「雪道大丈夫ですか?」と念を押される。「札幌に住んでましたから」と答えると、「あ~、大丈夫ですね~」と北海道訛りで返事が返ってきた。*ちなみに、僕、北海道弁パーフェクトに話せます。道民すらだませます!
 しかし、大丈夫どころか.......物凄い地吹雪で徐々に視界が悪化。
 前の車も対向車も基本的に認識出来なくなった。
 流石に引き返した方が良いかなぁ。一回スリップすると、死ぬリスク大だなぁと思いつつ、頑張って小一時間ドライブ。
そして、とうとうやってきました!!!!!!!!
日本最北端、宗谷岬!
実は、3度目だけど冬に来るのは初めて。
もち、だれも居ない。
 凍てつく間宮林蔵。いや~、ちょっと色々ありまして、これ以上悪くならない場所まで来て新たな出発を!と思ったのだが、ここまで凄いとは.....。
 帰り路も大変......
市内に戻ると、観光市場ではロシア人ダンサーが踊っていた。行き成り平和な光景。
 飯を食いに外に出るが.....、寒い........

 そんな中、13年前に訪れた時に立ち寄った居酒屋発見!その名も「網元」。
お客さんは僕だけで、愛想のよいおばちゃんと、朴訥としたおじさんと色々とお話をした。
ん~、ちょっと観光客価格だったけど、おいしく、楽しかった。

 趣のある店内。
外に出て、死ぬかと.......。
温泉付きのホテルだったのが本当に有難かった。

2012年1月26日木曜日

日本最北端 宗谷岬へGO! Day3

 昨晩、Barかなざわであまりに遅くまで飲んでしまったので、本日は遅いスタート。ホテル近くの朝市に出かける。驚くばかりの中国人ツーリスト。あ、そうか、今、春節の休暇なのね!カニのお店のお兄さん曰く「お客さ~ん、中国の人ばっかで商売あがったりで~す。カニ、お願いだから買ってってくださ~い。」ん~、これは同情だ。かなり賑わってるのだが、みなさん見るだけ。聞けば、役人っぽい連中は、裏ルートを持っていて冷凍のカニやら帆立やら持って帰るらしい。でも、大半の人は買っても送れない......。
一通り散策した後、函館ラーメン屋さんへ。2008年に行ったお店だが、まだあった。
シンプルな鳥ガラの塩ラーメン。
正に、「とうたんラーメン」系列だな。


 今日は普通列車で札幌まで行くつもりだったが、寝坊したので、長万部まではスーパー北斗に乗ることにした。こちらも、中国人で満員!最近、お勉強を始めたので、ところどころ言ってることが分かる。面白い。
 3年半ぶりにスーパー北斗!
 ↑長万部で↓こちらへ乗り換え。

 こちらが、本家本元の函館本線。ちなみに、新幹線はこちらのルートになる模様。
 昨晩、Barかなざわで会ったおじさんに勧められた、合田のもりそば弁当。
ま、普通にうまいな。
小樽までの1両のディーゼルカーはなんと、日本人2人に、中国人(含む香港人)20人ほど?
いや~、占領された気分。圧倒されました~。
でも、90年代前半に鉄道で中国をあまねく旅した身としては、その逆をやっている中国の皆様には実はかなり親近感を持っている。
僕が、そうは言っても中国人が好きで、きちんと付き合えて、ステレオタイプ的な見方をしないのはあの旅、旅、旅があってこそ。
同じことをしている中国人は、寧ろ仲間だなぁ!
なお、ご一行はニセコで降りて行った。





 道中、ずっとこんな感じ。え~、本当にレールがあるの~?という鉄路を、遅れることなく汽車が進んでいく。
 小樽を過ぎて、日本海!
 そして、またまたまたまたまたまたやってきました札幌。ん~、札幌駅見ると条件反射的ににやけてしまう。怪しい男一人旅だ。
やっと、札幌駅から大通りへの地下街が開通。
冬は、都心では地底移動だけで用が足りそうだ。

 雪まつりを控え、急ピッチで準備中。雪まつり、道民経験者のアドバイスとしては、祭りの前3日か後1日がおススメ。比較的人が少なく、ホテルがボッタくらず、雪像群は期間中同様楽しめる。
ススキノ!薄野!すすきの。
先ず、根室直送のお魚を食べ、サフォークラムのジンギスカンやに移動し、
最後は札幌ラーメン。
ぎゃ~10,000Kカロリー行ったかな。
札幌、いつ来ても開放感あって楽しい。