最北端ではないというだけで、「おまけ」的な位置づけが可哀想なノシャップ岬へも行ってみる.....が、除雪がされておらず、200m手前までしかたどり着けず。ん~、最北端、宗谷岬よりも到達が難しいノシャップ。さすがにラッセルする気にはなれず、引き返す。無念。
抜海の港にはあざらしがいるらしい。見てやろうと向かってみるものの......これまたホワイトアウト!これは、マジで怖かった。港のほうへ車を走らせると写真の様な状況に。戻りたくとも戻るべき道すらわからない。下手に動くと、海に転落しそうだ。カーナビを信じて車を転回し、ゆっくり後退.....。
実は昨日からず~っと気がかりだったのが、果たしてたった1便の東京行きが飛ぶのかどうかということ。昨日は、稚内空港に着陸できず、キャンセルになったそうだ。オホーツクからの風がびゅんびゅん吹いて吹雪いているこの地に、横風をそのまんま受けるような滑走路の配置。冬季の就航率が著しく低いのも納得。これ、そもそも立地が無理だろう.....。まあ、案じても仕方がないのでレストランに入り最後のSapporo Classic。注文をとりに来たお姉さんに聞くと、「ん~今日の感じは、五分五分ですかね~。」っと。
いや~、来ません。NH751便。12:55到着のはずが、全く駄目。また、アナウンスがかなり気をもませる。あれは、絶対担当者が面白がってやってる。そうに違いない!みんなハラハラドキドキなのに、どっちとも取れるようなアナウンスを延々とやるのである。
「12:55分到着予定の全日空751便は、着陸すべく上空を旋回しておりましたが、横風が非常に強いため、引き続き着陸のタイミングを図っております。次の情報は13:30分ごろとなります。なお、搭載燃料の関係で、13:30分を過ぎた上空旋回は困難となりますため、旭川空港に着陸、東京行きの752便は欠航となります。」
「引き続き上空旋回をしております751便ですが、先ほど着陸を試みたものの、非常に強い横風のために着陸できませんでした。機長からはもう一度だけトライするという報告を受けておりますため、次のアナウンスまでもう暫くお待ちください。」
こういった状況がずーっと続く中、常連客の「ん~、こりゃ今日は駄目だな。」とか、「いや、この前こういってたけど、1時間半回って降りてきたよ。14:30まではあきらめられない」とか期待を持たせたり、失望させたりの情報も飛び込んでくる。
そして、14:20、「え~、長らく上空旋回しておりました751便ですが、只今着陸に成功いたしました」
もう、周囲みんな拍手喝采!凄い盛り上がりだった。ワールドカップ初出場決定のとき、こんな感じだったなぁ!そして、現れた737。まってたよ~。
この状況を、機上で経験した人いるのかなぁと思い、Twitterを検索したところ、いらっしゃいました。バレーボール選手の大山さん。http://ameblo.jp/kanaoyama/day-20120129.html 機上でぐるぐる回る身も、さぞかし大変であったろう。
2時間ほど遅れて出発。あ~、乗れてよかった。
道央は天気がよく、稚内の苦労が嘘の様。
写真のように、支笏湖、樽前山なども良く見えた。
ん~、何か本能に後押しされてやってきた極寒の旅であったが、
なかなか盛りだくさんで楽しかった。
なんか、一人の人生を5日間で経験した様な.......。
教訓:思い煩うことなく、好きに生きよ!
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