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2004年12月26日日曜日

福岡へ 超お勧めの店発見!

今日から、実家(福岡)へ帰る。ちょうど帰省中の妹夫婦、姪、弟、両親で、父の還暦祝いを行う。

お店の名前は「小松丸」。なんでも、引退した漁師さんがやっているお店だそう。場所はちょっとわかりにくく、ひっそり一軒たっている。評判のお店ということで楽しみにしていたが、果たして素晴らしかった。新鮮な魚ってこんなにおいしかったんだ。えびなんて、まだ動いていた。

福岡に行った際はぜひ行って欲しいお店だ。東京の魚を食べなれた人は、目どころか全身から鱗が剥げ落ちる思いをするに違いない。Googleで 「小松丸 福岡」と入れると検索できます。

2004年12月24日金曜日

クリスマス@東京

 クリスマスイブは、賑やかな東京で過ごそうと思い戻ってくる。お決まりのおのぼりさんデートコースにしてみようと思い向かったのが、東京タワー。かなりの込み合い様だった。上から見下ろす東京の街は、それはそれは都会だった。2年前まで住んでいたお台場のマンションも見えるぞー。懐かしい~!
おのぼりコース、続いては東京ルミナリエ。じゃない、ミレナリオ。これまたすごい人出だったけど、これも年末の東京の風物詩。

ただ、本場はやはり神戸だなあ。確か99年に神戸のルミナリエを見に行った。通りの照明も凄かったけど、終わったと思ったら、最後の公園の照明がそれはそれは圧巻だった。

イブはおいしい食事でもと行きたい所だが、実は25日しか空いていなかったため、明日は人間ドックなのだ。したがって、ケーキを銀座で食べてしばしの断食へ。

2004年12月22日水曜日

伊豆

 待ちに待った、温泉である。昨年は、新幹線で長野まで出かけレンタカーで山里の温泉を回ったので、
今年は海の温泉に行くことにした。

東京から熱海まで電車に乗る。ちょうど100キロを超えるので、トレン太くんが出来てお得だ。普通電車でも、東海道線にはグリーン車がある。料金は850円だった。たった、850円で弁当食べられる空間が約束されるのはうれしい。

一泊目は河津七滝温泉。2泊目は土肥温泉に泊まった。やはり、東伊豆はなんとなく「社員旅行」というイメージで、あまり好きになれない。その点、西伊豆は規模の小さい温泉が多く、うれしい。夕日前に宿についてはダメ!西伊豆のすばらしさは、なんと言ってもこの日没風景なり~。
 暖冬の日本、その中でも伊豆は特段に暖かかった。宿の近くを散歩すると、なんと紅葉真っ盛り。
「涙がちょちょぎれる」って、なんのTVでやってたんだろうか?
この食事を見たとき、まさに「ちょちょぎれる」気分だった。やはり、日本食は最高だ!

2004年12月18日土曜日

一時帰国 --とりあえずビックカメラ

ビックカメラは、一番行きたかった場所のひとつ。
日本の電気製品は本当に安いなぁ。ビックの上から下まであーだこーだ見てるだけで、本当に面白い。結局、Canonのデジカメ(IXY50)、vodafoneの携帯(1.3MのカメラとFMラジオつき)、ワイヤレスLANカードなどなどを購入。Toshibaのギガビも欲しかったのだが、思っていたより大きい。一方、オリンパスのmrobeに惹かれるも、5Gしか容量がない。Sonyは元々大嫌いだから、眼中になし。ということで、携帯オーディオの購入は次回帰国の際の楽しみに取っておこうと思う。

2004年12月17日金曜日

一時帰国 --フォーシーズンズ丸の内に泊まる の巻

 前回予告どおり、今回の東京の宿は「フォーシーズンズ丸の内」にした。合計4泊。東京駅八重洲口を出て有楽町方向へ数分歩いたところにあるPCCW丸の内ビルの低層階にホテルは位置する。

エントランスは、少しわかりにくかった。特に、車寄せが一応はあるのだが正面の大通りからの入り方が分かり難い。出迎えは丁寧ではあるが、片言の日本語をしゃべる中国系、西洋系の3人で、奇異な感じを受けた。ホテルのエントランスを入ると、いきなり目の前に丸い大きな柱が!ビルの構造上致し方ないとはいえ、一流のホテルにこれはないだろうというくらい「邪魔」な場所に柱はあった。
 部屋は50平米弱と広々としていた。間接照明が綺麗でなかなか落ち着いている。
 インテリアも落ち着いていて良い。ただ、天井が低いのはいただけない。
液晶TVやプラズマTVなどいわゆる「壁掛けテレビ」を、実際に壁にかけている人を見たことがなかったが、ここではちゃーんと壁にかけてあった!

一泊3万円以上取っておきながら、高速ネット接続に一日1500円取っていたのは、ちょっとみみっちいのでは?どのホテルでも、ただなんですけど~
一番良かったのはお風呂かな。グランドハイアット六本木同様、和風の肩までどっぷり浸れるお風呂だ。海外から帰ってきて、これほどうれしいものはない!

さて、フォーシーズンズ丸の内の総合評価。
「今回が最初で最後」
良い点
-インテリア
-便利
-風呂

悪い点
-隠れ家っぽいホテルは好きだが、隠れ家っぽすぎる。
-線路が近く、防音が完全でなかった。
-天井が低い。
-レストランがしょぼい。
-従業員が慣れていない

Fourseasonsは、僕の一番のお気に入りのホテルブランドなのだが、
丸の内のそれは、ちょっと残念であった。
3年後くらいにもう一度泊まってみようかな。頑張ってくれ!

2004年12月16日木曜日

一時帰国 --JALに失望の巻

今日から約3週間、日本へ一時帰国だ!一日をフルに使いたかったので、ロンドン発日本行きの最終便JAL404便を予約した。21:00発なので、仕事をして一度自宅に戻ってからでも十分に間に合う。出張はANAかBAで行くので、今回は久しぶりのJAL。やはり、日本を代表するエアライン、B/Sはボロボロでも、サービスはいいに違いない!と期待が高まる。

しかし!!!!である。ビジネスクラスに一歩踏み入れた瞬間、「あれ?」と思った。なんだか、狭い。いや、明らかに狭い!ロンドン=>成田は2時間前に出る747で運行される402便と、777の404便がある。明らかに777の方が機内が狭いのである。やはり、ジャンボは開放感があるなあ、402便にしときゃよかったと思いつつ、席につく。

「スッチー」と呼ぶには年寄りなオバサンアテンダントばかりであった。若いアテンダントは、ロンドンベースの恐らく東欧人と思われる人々。オバサンの半分の給料で働いているんだろうけど、彼女らのほうがよほどサービスが良かった。日本語も、決まったやり取りしか出来ない様だったが、発音は完璧に綺麗で感心した。

ワインは、それなりのセレクションがあり満足!でも、食事内容はバツ!文字では言い表せないけど、何か貧しい。せっかく、ビジネス乗ってるんだから美味いモンが食いたいよー。

と、ふてくされつつ、いつものごとく飲みすぎて搭乗後3時間で睡眠へ。そのまま到着1時間半前まで眠り続けたのであった。

結論:ビジネスクラスはANAの方が、JALより断然いい!次回、出張の際には喜んでANAに乗ろうと思う。

2004年11月18日木曜日

ボジョレー・ヌーボーをロンドンにて語る

18日は、ボジョレーヌーボー「解禁」日。この「解禁」という表現を考えた人は、凄いマーケターだと思う。何だか、とっても有難い感じがするではないか。

日本を離れてみると、日本人って本当に、新し物好き、珍しいもの好き、イベント好きだと思う。お断りしておくが、僕はこの事実を非常に肯定的に捉えている。これが、世界をマニュファクチャリングのイノベーションでリードしてきた工業大国のベースにある強みであることは間違いなかろう。

さて、ボジョレーの歴史は、マーケティングの歴史だ。そして、それが大成功を収めたのが日本。そこそこの成功を収めたのが、フランスであろう。フランスのお隣の国であるイギリスでは、「ボジョレーヌーボー?解禁?なんだそれ?」という感じである。Webサイトで、”午前0時を待って東京の○○ホテルではボジョレー解禁を祝った”なんていう記事を読み、やはり「純正日本人」である僕は試してみたくなった。そして、本日会社帰りにありとあらゆるロンドンの酒屋、スーパー、デパートを覗いてみたが、ボジョレーヌーボーは一本たりとも置いていなかった。面白かったのは、同じ目的だと思われる同胞(日本人)をワイン売り場にて合計5名目撃したこと。思わず、「ボジョレーヌーボーって、イギリスには入ってこないんでしょうかねぇ」と声をかけたくなってしまった。

仕方なく帰宅後、以前フランスで買った2000年のボルドーを空けた。こっちの方が断然美味しいのは、間違いなかろう。しかし、「解禁日」に飲めなかったというのは、悔いが残るものである。

2004年11月12日金曜日

ロンドンにてお刺身を食べる

ロンドンには、なんと5万人近い日本人が住んでいるら。もっとも、バブル期は金融機関がこぞってロンドン支店を出したこともあり、7万人以上住んでいたらしい。減ったとは言え、5万人といえばひとつ市が作れるだけの人口だ。よって、日本食も、日本食材屋も多くあり、日本食で困ることはない。

今日は、久しぶりにお刺身が食べたくなり、セルフリッジ(デパート)の食品売り場で買ってきた。タコ、いくら、タイ、赤身、中トロ、ホタテ、甘エビ。これだけロンドンで揃えられるなんて、感激だ。ここのお魚屋さんは、実は日系の経営。定員さんも日本人のことが多い。問題は、値段だ。これで、22ポンド。つまり、4000円ちょっと。んー、高い!
でも、美味かった。

2004年11月4日木曜日

日本のメディア 英国のメディア

イギリスについて僕が最も評価していることのひとつが、メディアの健全性である。
特に新聞は、主義主張がハッキリしている。筋が通らない公的プロジェクト、反社会的な企業行動などは、徹底的に取材され、糾弾される。その結果、政治家、市民、企業の間に、大変良い緊張感がある。
カバーしているテーマの広さ、深さにも感心させられることが多い。良い記事が出た数日後に、朝日や日経に焼き直しの記事が、あたかも自分で考えたテーマのように載るのには毎回呆れてしまう。

日本の新聞は、いつの間にか主義主張を自ら辞めてしまった。「ペンは剣より強し」の気概が全く感じられない。事実の報道にひたすら徹するのが、メディアの使命か?今年の新聞協会賞が「UFJとMTFGの統合」と言うのは象徴的だ。
例えば、核燃料再生プロジェクト。操業開始と同時に、10兆円以上ものコストが国民に回ってくるという。なのに、世論は意思決定に全く参加できていない。元々ソロバンが合わなかった公的プロジェクトの税金による処理。この類の記事を毎日目にするのだが、批判は全くない。メディアの怠慢以外のなにものでもない。その結果が700兆の借金と言うのは良い過ぎか?

さて、写真はUSの大統領が決った日のインディペンデントの一面。イラクの写真、自爆テロの写真、"Finally, a Christian fighting evil. Thank you, George Bush"というプラカードを掲げる一米国市民、石油パイプラインなどの写真と一緒に、"Four More Years"とだけの見出し。一方、5倍の値段を払ってとっている日経衛星版は、やはり「ブッシュ大統領再選」という見出しに、事実報道だけであった。この勝利によって、今後4年間に日本はどの様な意思決定を迫られるのか。一般市民が、このキーポイントについて考える機会は、またしても失われてしまった......。

2004年10月25日月曜日

南仏の旅 最終日

最終日だ。余りに見所が多くて、広く浅くになってしまい反省。次回は、もっと的を絞ってきたいと思う。プロバンスは思っていた通りのところで、嬉しかった。でも、コートダジュールは余りに旅行者慣れしていた。恐らく、向こう数年は訪れることはないだろう。

最後にマルセイユに寄った。マルセイユ。なんとなく旅情を誘う響き。でも、ここはAVOID!だ。港町だけあって、あらゆる人種が集まっており、混沌としている。いかにも、犯罪が多そうという感じ。後日、知人にその話をしたら、彼は車上荒らしにあい、貴重品をごっそりやられたらしい。

2004年10月24日日曜日

南仏 プロバンス&コートダジュールの旅 Day4

 今日は、お昼はモナコに行く。カジノに行きたいわけでもなく、買い物をしたいわけでもなかったが、とりあえず近くまで来たからどういうところか見ておきたかった。果たして日曜日の昼下がりのモナコはひっそりしていた。お店も、どこも閉まっている。
 モナコといえば、F1ということでそのコースを走ってみる。あ、これゲームに出てくるトンネルだ!湾には、大きなクルーザーがたくさん停泊している。F1の時には世界中からお金持ちが押し寄せ、クルーザーから楽しむそうだ。なんとも、贅沢な!
 海岸沿いを、今日の宿泊地 Les Issambresへ向かう。延々と続くビーチでは、10月下旬というのに泳いでいる人が多くいた。気温は25度くらい。15度以下のロンドンと比べると天国だ!旅行中にすっかり日焼けしてしまった。
 今日のLogi で見つけたホテル。目の前が海でとても綺麗。家族経営でこじんまりとしている。レストランが地元でも評判のようで、20時には満席になった。家族経営+料理自慢+お得な値段=これぞhttp:/// の醍醐味である。
ちなみに、典型的なロジの宿は 一部屋60ユーロ前後。一食一人30ユーロ前後である。
港の町らしく魚がとても美味しかった。前菜1品目は生牡蠣、2品目はお魚のスープ、メインは写真の白身魚を蒸したものにわかめ、キノコ類の合えもの沿え。そしてチーズにデザート、カフェ。お酒はアペリティフにシャンパン、その後は地元のロゼワイン。んー、フランス、最高だ!

2004年10月23日土曜日

南仏 プロバンス&コートダジュールの旅 Day3

 Aptの朝は、市で始まった。周りの街からどーーっと人が押し寄せ、昨晩の静けさが嘘のよう。服飾系は、悪いけど田舎風だったなぁ。食品は、とっても美味しそう。今日、ロンドンに帰るんだったら、買って帰りたかった。新鮮な野菜、ハム、魚介類、チーズなどなど何でもあり。
 その後、Gordesという街に向かう。ご覧のように、教会を頂点に山肌に所狭しと石造りの家が寄り添って建っている。ふと、モンサンミショエルを思い出した。頂上から見下ろすプロバンス地方の風景は、のーんびりしてて最高だった。
 今日の宿は、NiceとMonacoのちょうど中間。Aix-les-Provenceに出て、高速を走っても良かったが、折角なのでD100号線、D85号線の景勝地を通る。小さな村々を通り抜けるのだが、そのどれもが可愛らしく美しかった。高度の高いところは、正に紅葉真っ盛り。イギリスの紅葉は、黄色のみだが、ここは日本と同様色とりどりだった。
今日のお宿もLogis-de-franceで見つけたところ。ただ、一泊115ユーロと典型的なロジに比べて倍近い。世界的リゾート地と来れば、仕方ないか。確かに、景色は最高だったけどどうも観光客慣れしていて素朴さは全くない。飯も意外なほどに美味しくなかった。やはり、フランスは田舎が良いね。

2004年10月22日金曜日

南仏の旅 Day 2

 Pont du nord. ローマ人が約2000年前に作った水道橋だ。圧巻のスケール。そして、建築物としての美しさ。ただただ素晴らしい。
 アビニョンに寄る。城壁に囲まれた旧市街はとても良い雰囲気。もう一度ゆっくり訪れたい街だ。
 今日の宿は、アビニョンから少し東に行ったLubren地方のAptである。もち、Logis-de-France物件。
ここの食事は、今回の中でも最高だった。写真はメインディッシュ。羊の内臓を煮たもの+トリュフのニョッキ。

2004年10月21日木曜日

南仏5日間の旅 --Day1

 もう10日ほどで、サマータイムが終わってしまう。最後のもうひとあがきと、南仏旅行を決めた。今回は、Easyjet www.easyjet.com でLondon Gatwick から Marseillまで飛ぶ。飛行機は朝6:50発。家を出たのは朝4時過ぎ、ねむ~。
流石に、平日の早朝便ということで、飛行機は8割しか埋まってなかった。マルセイユまでは1時間20分の飛行。東京から札幌行く距離だ。パイロットは、バリバリのアメリカ人だった。「ギャトウィック」なんて、英国人は発音しないもんなー。
ちなみに、夫婦二人、マルセイユ往復90ポンド(約1万8千円)。季節外れの旅行は、お得だ。
 今回は、BMW 320dを借りてみました。ディーゼル車は始めて運転したけど、結構うるさい。加速も劣る。やっぱブランド車にはふさわしくないよなあ。僕は、やはりガソリン車が良いな。なんて、考えてたけど、この数日後に給油して驚いた。なんと、2Lなのにリッター16キロも走りあがる。これは罪だ。思わずディーゼル買ってしまう人が多いのもうなずける。タンクは70入るので、一回給油すると1000キロ以上走れてしまうのである。日本で泣く泣く手放してきたスバル レガシィは、それはそれは良い車だったが、リッター7.5キロしか走ってくれなかった。満タンに入れても500キロ行かなかったもんなぁ。ハンドリングは、やはりBMWらしくキチキチとしている。南仏は、カーブの多い道が多く、結構体が揺さぶられる。アウトバーンをひたすらまっすぐ高速走行するのには向いてるけど、カーブの多い地区、そして同乗者がいる場合にはメルセデスの方が良いかも。BMWが良いのは、一人でガンガンとエンジン回してハンドリングを楽しむシチュエーションだなぁ。
 http://www.logis-de-france.fr/uk/
今回も、4泊と logi de france のお宿にお世話になる。日本で言えば、旅館組合?ロジで予約した宿にハズレはない。安いし、飯が美味い!一泊目はマルセイユから1時間ほど走った湿原地帯。
 湿原夕暮れの図。きれいだったなぁ。あちこちに水鳥がいた。野生の水鳥は、種類は似ていてもハイドパークのそれとは全く違う。人間を怖がっているもの。釧路湿原に似てるかな。鶴もいたし。
ロジの裏には馬がいた。草原を背景に、のびのびした馬一家であった。

2004年9月27日月曜日

東京出張---ホテル編

ロンドンを訪れる人に良く聞かれる質問が、「ホテルはどこが良い?」というもの。これは、居住者にとっては難しい質問だ。
同様に、東京に住んでいる間は東京のホテルなど泊まったことがなかった。受験で泊まった新宿のビジネスホテルくらいである。

東京に出張するようになって、漸く東京のホテル生情報が蓄積できた。今年は既に3週間超滞在している。

数日の滞在なら、部屋+サービス+便利度の3拍子が揃う、銀座の「ホテル西洋銀座」が一番だと思う。部屋が広く、非常に落ち着いている。そして、ビジネスホテルの部屋よりも広いかと思われるバスルームも快適だ。従業員が客の名前を覚えているのも凄い。ホテルに戻った際に、「○○様、お帰りなさいませ」と来れば、「過剰サービスもここまで徹底してれば悪くねーなー」と思うものである。

Four Seasons Hotelは、私が一番好きなホテルブランドだ。ゴージャスながらもシックな雰囲気はなんともいえない。「フォーシーズンズ椿山荘」は、その中でも異色であろう。都心からちょっと離れたそのホテルは、孤高の存在。「仕事であろうが、プライベートであろうが、ホテルに滞在するときはのんびりしなさい!」と言っている様である。ここは、実は、入籍日記念に泊まった思い出のホテルである。東京の2件目のフォーシーズンズ、丸ノ内ホテルのはまだ泊まっていない。フォーシーズンズがどう再現されているのか、次回は泊まってみようかな?

一方、東京老舗御三家は、私は断固反対!である。まず、部屋がぼろい。色んなにおいが壁に染み付いている。防音も甘く、結構うるさい。確かに、サービスは悪くはないが、かなりご年配のホテルマンの人件費を負担するよりも、新しいホテルの償却費を負担したいものである。私は、「帝国ホテル」には2度と泊まることはないであろう。「帝国」が素晴らしいのは、ロビーまでである。

 最近の出張時のお気に入りは、六本木のグランドハイアットだ。今年は、既に25泊。グランドハイアットは、30代、団塊ジュニアの人にお薦めだ。都会的な空間、最新鋭の設備、しかし落ち着いた雰囲気。オヤジにこの良さは分かるまい。六本木のこのホテルは、長期滞在には打ってつけ。仕事で遅く帰ってきても、周りにラーメン屋あり、コンビニあり、本屋ありととっても便利。どこに行くにも微妙に遠いけど、色んなところに行く必要があるのなら、逆にどこにでもそれなりの時間で到達出来てしまう地の利。
そして、極めつけはこのお風呂。インターナショナルブランドのホテルに、このお風呂は葛藤があったと思う。本来なら、普通の西洋風呂を入れてよしとするところ。しかし、グランドハイアットのお風呂は、肩まで浸かれる日本風のお風呂だ。洗い場も別にちゃんとある。海外から帰ってきて、これほど嬉しいものはない!

ただし、ダウンサイドもある。それは、料理が下手。ルームサービスで頼んだ食事は、「はぁぁー?」って感じだった。それから、従業員は得てして経験不足。妙にかしこまって、ぎこちない。もうちょっと、肩の力を抜いてもらいたいところだ。しかしこれも、従業員の人件費より、設備の償却費を払ってることが実感でき、悪い気分はしない。

2004年9月26日日曜日

東京出張--- 飛行機編

10日ほど東京に出張した。今回で、ロンドン<=>東京は6回目だ。最初は、12時間のフライトは本当に長く感じたのだが、時間の使い方を次第であっという間だということが分かってきた。

コツは、やることを決めてひたすらそれに打ち込むか、何もせずにひたすら寝るかだと思う。前回の出張は、事前準備で体がボロボロだったので、お酒を飲んで食事もせずに睡眠へ。そのまま10時間、一度も起きずに爆睡し、目が覚めたら到着1時間半前だった。正に、「ワープ」した感覚。

今回は、かなりやり残しの仕事があったので、2時間寝ただけでずーっとお仕事に打ち込んだ。
航空会社の人に言わせると、ロンドン東京と東京ニューヨークは、誰もが乗務したい憧れの花形路線とのこと。そういわれてみると、確かに機長はいつも英語が上手く(日本人の場合)、着陸は芸術的に静かだ。
機内は、ファーストクラス、ビジネスクラスともいつも満員に近い。機内設備もかなり投資がしてあることがうかがえる。
この路線で最もお薦めはBritish Airwaysだと思う。ビジネスクラスでありながら、シートは完全にフラットになり、深い眠りを得ることができる。シートは、前向きと後向きが交互になっていて、お隣さんが存在しないのもいい。干渉を嫌うイギリス人らしい発想だ。外人ビジネスマンが多く、ちょっと引き締まったキャビンの雰囲気も悪くない。ただし、ダウンサイドは食事。これまたイギリスらしく、本当にマズイ。



その点、JALのシートは微妙である。恐らく175度位か。あと一息なのに、何故フラットにできないの?
JALは日本人ビジネスマン御用達。なんかリラックスできて、雰囲気は悪くない。特に、ロンドンからの便は、一仕事終えた日本人ビジネスマンが、一足先に我が家を味わっているという感じで、開放感がある。食事も美味しい。ただし、超ベテランのキャビンアテンダントのおばちゃんは、作り笑顔が正直言って怖い!



我社は、プリファードエアラインという契約を各航空会社と結んでいて、LDN-NRTは今年はANAだった。よって、格段の理由がなければ、最も安いANAを使うことになる。ANAも、競争の激しいこの路線には「ほぼ」フラットシートを導入している。しかし、これが曲者。恐らく、170度くらいの角度だと思う。体を支えるものがなくて、眠っていると徐々に体がずり落ちてくる。時々目を覚まして、ポジション調整を強いられる。あと、10度なんだし、頑張って欲しい!
ANAのCクラスキャビンの雰囲気はBAやJALとは明らかに異なる。ビジネス客5割、観光客2割、そして明らかにマイル使ってupgradeした人が3割。独立したマイルプログラムを持つJALと、スターアライアンスメンバーのANAの違いが出る所だ。自分自身、マイルでCに乗ることはあるし、それ自体に文句はないけれど、やはり有償客という立場で見ると、なんとなく落ち着かない雰囲気は残念である。

2004年9月20日月曜日

旧東独とチェコの旅 4日目

あっという間の4日間だった。さて、チェコビールの感想は?確かに、ピルスナー発祥の地ということで、種類も豊富で美味かった。でも、本場モノはちょっと重たく、4日目は一杯しか飲まなかった。やはり、ドイツ系の方が、爽やかで、何杯も飲めて良いかなあというのが、私の結論。
いや、単に最初の3日で飲みすぎただけか?

2004年9月19日日曜日

旧東独とチェコの旅 3日目

 プラハの旧市街は、古い建物が多く、とても趣があった。そんな風景の中を路面電車がゴトゴトと走っていく。
 高台のテレビ塔から見下ろした町並み。屋根の色も、建物の高さも統一されていて、実に綺麗だ。
夜景も格別だった。やはり、最高なのがカレル橋とお城を望むこのアングル。昼間はまだ暑かったが、夜は心地よい風が吹いて、最高に気分が良かった。

2004年9月18日土曜日

旧東独とチェコの旅 2日目

 ドレスデンからプラハへは、電車で移動した。約2時間半の旅である。川沿いをゆっくりしたスピードで抜けていく。深い森を抜けると、いきなり平原になった。途中、パスポートの提示を求められたがスタンプなどはなし。そう、チェコは今年からEUに加盟したのである。
 プラハに着いた。旧東独よりも、栄えている印象。兎に角、旅行者が多い。イギリス人とドイツ人で街は溢れ返っていた。彼らの態度は、日本人が近隣諸国で羽目を外すそれと同様。見ていて、余りいい気はしない。
 何故彼らが羽目を外すかと言うと、物価が格段に違うからである。例えば、このうまそーなビール。これが、一杯30CZK 120円ほどである。おつまみのソーセージも一本30円。これじゃ、飲んで馬鹿騒ぎしても仕方ない?
かつての社会主義時代の面影を所々に見ることができた。そのひとつが、この「トラバント」。キープコンセプトどころか、ひたすらモデルチェンジもせずに作り続けられたこの車。社会主義を全身を持って否定しているように見えるのは、我々のエゴだろうか?

2004年9月17日金曜日

旧東独とチェコの旅 Day1

 盲腸で延期になった東欧の旅へ出かけた。ロンドンからライプツィヒに飛び、ドレスデンに一泊。翌日、鉄道でプラハに入り二泊、合計3泊4日のショートトリップである。

Ryanairで、ライプツィヒ郊外の空港へ。ご覧の通りの格安航空会社専用のど田舎空港だ。そこからドレスデンまではレンタカーで移動する。Europacarのカウンターで、予約した旨伝えるも、全く英語が通じない。ドイツではかなり英語が通じるので、正直ビックリした。恐らくアルバイトの20代半ばくらいのフロイラインは、”電話”とか”アドレス”という単語さえ知らない。恐らく、東独では英語教育はなされていなかったのではないだろうか。ドイツ統一が15年前だから、彼女の学生時代はまだ混乱期だったのかもしれない。それとも、単に英語の授業で寝ていただけ?
 ドレスデンの街は、中国の街を彷彿とさせた。なぜなら、町中が工事中だったからである。中央駅もご覧のようなあり様。また、数年後に訪れて、変化を見てみたいものである。
街の体育館の様な施設の壁一面のタイル画。共産主義のプロパガンダである。このように、あらゆるところに東独時代の面影が残されており、感慨深かった。

 元々、ドレスデンはザクセン公国の首都として栄えた街である。写真は、その時代に立てられたオペラハウス。この様な重厚な作りの建築物が旧市街には多くあり、それらを見るだけでも訪れた甲斐があった。
そして、これこれ。今回の旅の目的の半分は、美味いPilsnerを飲むことである。日本で普段飲んでいるビールは、Pilsnerで、これはチェコが発祥の地。チェコに近いドレスデンでもホップがピシッときいた最高のピルスナーを味わうことが出来た。うーん、満足!