子供の英語教育をどうしたら良いかという相談をよく受ける。僕はいつも、「海外に一度旅行に連れていくなりして、日本以外の世界があることを強く認識させる。出来れば、親が英語でコミュニケーションをしてる姿を示し、勉学の意欲を持たせる。あとは、中学までは学校の教育で十分。高校に入ったら、一年間、休学して交換留学させる。しかし、大学は語学系に安易に進ませない。そして、出来たら大学でもう一年行かせて仕上げをさせる。何よりも重要なのは、母国語での読解力。特に幼少期は英語より国語。そして、算数。」と答えている。これは、なかなか受けない。もっと、「今」お金をかけて、親もびっくりするほど英語を話させたいと考えている人が大変多い。
英語は重要だ。しかし、日本人として海外で働く、外国人と働く、外資系企業で働く、多国籍企業で働くとき、最も求められるのは語学力ではない。語学力があることは単にデフォルト。その上で、プラスアルファで必須なのが、日本人として自分を差別化出来るかということである。難しいと思われるかもしれないが、これは実は相当ラッキーなことである。デンマーク語で書かれた医学書はないそうだ。英語のベストセラーはロマンシュ語には訳されない。つまり、人口が1千万、2千万にも満たない国に住んでいる人は、専門知識を母国語では得られない。逆にいうと、自国の経済圏が残念ながらirrelevantという訳だ。 一方、日本人は1億2千万強の人口があるが故にあらゆる専門書は日本語で読める。それだけの経済規模があり、市場自体がrelevantということの証左である。従って、世界レベルの知識を獲得するのに、語学は必要がない。そして、マザーマーケットを代表して海外と仕事をするというモデルが十分機能するのである。
時に、下手な英語でも通じれば良いとか、何とかなるという人が居る。これは、大間違いだ。どんなアクセントで、どんな言い回しで話すか。もし、話す相手がきちんと教育を受けた人であれば、相手はこちらの言葉の端々から色々な情報を収集していると思ってよかろう。きちんとした英語が話せなければ、教育機会に恵まれなかった可哀想な人と見下される。
時に、自分の考えと全く同じ方の文を見にすることがあるが、これは大きな喜びだ。先日の日経新聞のWeb版にあった、河合江理子さんという方の記事は、もう全くドンピシャに僕が日頃から考えていることをお話になられており、驚いた。僕が話すよりも説得力があると思うので、ぜひこちらの記事をお読みいただきたい。
http://www.nikkei.com/my/#!/article/DGXMZO82292100T20C15A1000000/
英語は重要だ。しかし、日本人として海外で働く、外国人と働く、外資系企業で働く、多国籍企業で働くとき、最も求められるのは語学力ではない。語学力があることは単にデフォルト。その上で、プラスアルファで必須なのが、日本人として自分を差別化出来るかということである。難しいと思われるかもしれないが、これは実は相当ラッキーなことである。デンマーク語で書かれた医学書はないそうだ。英語のベストセラーはロマンシュ語には訳されない。つまり、人口が1千万、2千万にも満たない国に住んでいる人は、専門知識を母国語では得られない。逆にいうと、自国の経済圏が残念ながらirrelevantという訳だ。 一方、日本人は1億2千万強の人口があるが故にあらゆる専門書は日本語で読める。それだけの経済規模があり、市場自体がrelevantということの証左である。従って、世界レベルの知識を獲得するのに、語学は必要がない。そして、マザーマーケットを代表して海外と仕事をするというモデルが十分機能するのである。
時に、下手な英語でも通じれば良いとか、何とかなるという人が居る。これは、大間違いだ。どんなアクセントで、どんな言い回しで話すか。もし、話す相手がきちんと教育を受けた人であれば、相手はこちらの言葉の端々から色々な情報を収集していると思ってよかろう。きちんとした英語が話せなければ、教育機会に恵まれなかった可哀想な人と見下される。
時に、自分の考えと全く同じ方の文を見にすることがあるが、これは大きな喜びだ。先日の日経新聞のWeb版にあった、河合江理子さんという方の記事は、もう全くドンピシャに僕が日頃から考えていることをお話になられており、驚いた。僕が話すよりも説得力があると思うので、ぜひこちらの記事をお読みいただきたい。
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