嘗て同僚から、「日本人は欧米人を猿ぐらいに思ってる。」と言われたことがある。日本語を数センテンス話すだけで、「動物が言葉を話した!!!」とでも言わんばかりの驚きのリアクションを返されるからだそうだ。
中国人は、正反対だ。仕事で会う中国人は必ず「中国語は出来る?」と聞いてくる。全く駄目と返すと、「超大国の言語を全く知らないとは、ちょっと心外だ」とでも言わんばかりのリアクションだ。その背景には屈折した大国意識があるのであろうが、この心理は利用しない手はない。つまり、ちょっとでも話せれば、仲良くなれるし、話もスムースに進むに違いないのである。そう考え、昨年夏からBerlitzに通ってみた。50コマで50万円。なかなかの投資だ。しかし、やはり実践の場が限られていると、なかなか上手にならない。そこで、北京に遠征、語学集中講座を取りつつ、滞在してみることにした。こちらでは、1コマ1000円だ。
行きは羽田発。らくちんだ。
富士山が見える側を指定して大正解。雲海に浮く、これまで見た中で最も幻想的な富士山だった。
ニッポン万歳!頑張れニッポン!って気分になる。博多っ子の僕としては、富士山は特に思い入れが深いというか、珍しいというか........。初めて見たのは、大学受験の為に上京した18歳の冬。泊っていた新宿のホテルから、試験会場の国立へ向かう中央線の車窓にポッコリと現れた。へ~、富士山って東京からも見えるんだ~。しかも、こんなに可愛らしく.........というのが第一印象であった。
今回はプライベートなのでエコノミー。でも、JALよりもちゃんとしたモノが出るんですねー。例えエコノミーでも。JALは鳥の餌見たいな弁当だったけど。
中国は、大学時代に頻繁に旅行した。なぜ、あれだけ行っておきながら言葉を学ばなかったのか悔やまれる。あの頃は、英語出来ればいいやと思っていたのだが、浅はかだった。ちなみに、当時は北朝鮮をかすめるこの航路はまだ開拓されておらず、一旦上海まで出て北上するルートだった。
9か月ぶりの北京。いや~、威圧的なバカでかい空港。
中国には、え?って思うインターナショナルブランドが沢山あります。
みんな、このブームでひと儲け画策してます。
JEEPのポロシャツとか、LONDON FOGなんていうブランドなど、ダサすぎるのだが、
当地ではユニクロの5倍くらいの値段なり。
でかい。でかい。でかい。
タクシーでホテルに行っても100元なんですが、やはり今回は個人旅行なので、机場通快を使う。これなら、25元で東直門まで。そこから、Taxiでホテルまで13元。
都心へ向かう 片側5車線の高速が並走。白樺が並ぶ「下道」が嘗ての面影を残していて、懐かしかった。
Expediaでとった王府井近くのホテル。何の手違いか、Fully booked.....でも、スイートが空いてるからとそちらにアップグレードしてくれた。いや~、兎に角サービス精神旺盛。ドアマンは必ずドア開けてくれるし、目が合えば必ずスマイルするし....。
部屋からの眺め。
近所。
取り敢えず、天安門へ向かう。歩いて15分。ちなみに、気温は零度。さむい!
昨年6月の出張では、CBD地区に一泊しただけ、天安門に来る時間はなかった。この広場は、実に18年ぶりだ!いや~、あの洪水の様な自転車が全部自動車に変わっている。圧巻。
王府井もかつての面影は全くなし。
吉野家の牛丼は一杯240円。あんまり日本と変わらない.......。一杯あたりの利益は当然こちらの方が上。1店当たりの来店客もそうだろう。 回転火鍋......!
サンラータンラーメンを食べる。美味い。で、で、出ました!BMW Life Stlye ショップ。 BMWのロゴが入ったポロシャツが2万5千円位します。ニットは4万円。あり得ない。BMWに乗って、BMWの服を着る。それが、BMW LifeStyle.......こっぱずかしくないんでしょうか?僕、BMWの車好きだけど、日本では絶対買わない。欧州のBMWと日本のBMWは明らかに違うブランドイメージ。そのギャップが受け入れられないのだ。中国では、そのギャップが更に広がっている.......。
ギラギラのAudi。あ~、やめてくれ~。お金持ってるのは分かったよ~。
王府井の近辺には、こういった屋台街もあって楽しい。しかし、全然おいしくない。
今回、庶民の食事の質が随分落ちたことを実感した。ディスインフレの悲しい結末か。
さ、明日からお勉強、頑張ろう!
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