ブログ アーカイブ

2012年3月8日木曜日

我去北京習中文 DAY5

今日も学校の下の食堂で食べる。二人分の量.....これで、100円くらい。おいしくはあるのだが...なんとなく化学調味料の味が。そして、久しぶりに額に吹き出物まで出てきた.....。15年以上前に、学生貧乏旅行で頻繁に中国を訪れた。当時と比べると、B級食堂の味が随分と落ちてしまった。
インフレが進行する中、食材や人件費などのコストが上がっても、フルに単価には反映出来ず、より粗末な食材や、安易な調味料の利用をした結果であろう。なんとも、残念だ。その分、きちんとしたレストランのクオリティは上がってるんだろうなぁ.....。
学校近く、CBD(Central Business District)の街並み。にぎやかだが、まだまだ開発余地がある。


学校が終わった後、前門地区へ行ってみる。

これは、びっくり。再開発されて、昔の面影が全くない。あの、ごちゃごちゃってしてた感じ、面白かったのになぁ。

北京駅。こちらも綺麗に建て換わっている。デカイ!
ん~、また長距離列車で旅したいなぁ。広州=>上海、北京=>ハルピン、北京=>大同、ハルピン=>大連など、学生時代、あちこち行って面白かった.....。新幹線じゃあの旅情はないだろう。硬臥、硬座に乗りたい。
近代的な北京駅前。
残念ながら日が暮れてしまったが、北海公園へ行ってみる。池を囲むようにBarがあり賑やかで面白い。どっかに入ってビールをと思ったが.....凄い客引き。別にボラレルこともなかろうが、余りに凄いので逆に警戒してしまい、散歩して終了。無念。

少し北へ移動。
麻辣香鍋」のサインに引かれて、メインストリートから胡同へと入る。
一歩入ると、まだまだ昔の中国だ。
お店の中は、こんな感じ。昔の中国を演出した不思議な空間だった。

これが、「麻辣香鍋」。学校のメニューにも出ていて試してみたかったのだ。ん~、辛い。でも、美味い。でも、辛い。汗がど~っと出てきた。
で、で、出ました。まだ、ありました。胡同のトイレは、扉なし。学生時代、一番困ったのがこのトイレだった。昔は、どこに言ってもこれだったのだ......。

胡同を出る。周りは、地元の若い人が集うちょっとおしゃれな雰囲気のお店が多い。カフェ、バーなどなど、楽しそうだ。
その中の一軒に入る。いい雰囲気にライトアップされている。
カクテル一杯400円ほど、物価を考慮すると2000円近い。
静かに音楽が流れて、いい感じだ。
後ろの席は旅行者と思しき中国人6人。聞き耳を立ててみると、
それぞれが今まで行ったことのある外国の話をしている。
逆隣は、大学生くらいの男女4人組。ノートパソコンを開いてゲーム見たいな事をしていた。
至って静かな平和な空間だ。

日本人が中国人に持っているイメージは、「粗野、がさつ、うるさい」などなど、マイナスなことが多い。テレビなんかでも、大々的に「偽モノがあふれている」などという特集をしていてネガキャンに余念がない。新幹線が事故を起こしたときの報道は、「ほ~~らね!!」、「他人の不幸は蜜の味」とでも言わんばかりだった。実際に人が死んだにもかかわらず......。
同じことが、中国側でも外交、報道、経済活動でおきており、我々もいい気はしない。しかし、これらのことは飽くまでも戦略的に行われていると言うことを知る必要がある。特に、中国人と比べると格段に移動の自由、言論の自由があり、情報収集出来る日本人が、自国メディアのトーンを鵜呑みにすることは大変におろかなことだ。
今回、仕事とは全く関係なく出会った北京の人々は、お行儀良く、親切で、そして楽しかった。混んでる電車でも、人を押しのけて降り口に行くことはない。「おりますか?」と必ず声をかけられる。バス亭もある程度並んでいて、順番に乗り込む。関西人の方が、よっぽどうるさく、マナーが悪い。衣食住が満たされた人々というのは、こういうものであろう。
学校の先生は、一生懸命働いて、一人娘と海外旅行してみたいと言っていた。一個人としての中国人は、別に世界制覇を狙っているわけでもなく、大きなテレビがほしい、車で家族旅行したい、海外に行ってみたいと普通の事を願っている。平和な世の中が続き、彼らの些細な願いがかなうことを切に祈りつつ.....、カクテルをもう一杯!

0 件のコメント:

コメントを投稿