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2011年7月18日月曜日

15泊16日 オイローパライゼ Day 8 ロンドン編

明日は、コッツウォルズ方面へ向かうので、ロンドン生活もそろそろ終わりに近づいてきた。んー、去りがたい。ずーっと、ロンドン滞在でも良かったかなぁ......。いや、人生は旅、旅は人生。一ヶ所にとどまっていたとしても、それは表面上のそう思えるだけ。実は時はめまぐるしく過ぎ去っていっているのである。一瞬一瞬の積み重ねが人生であれば、やはり色々なところに行き、色々な経験を積みたいということで、Life goes on and we must move on!!
いや、ちょっと勇み足で。今日は、まだLONDONです。

まず、Tubeに乗って思い出の土地Sloane Sqへ。
ここは、ちょっとした再開発がされていて、Kings roadだけでなく、カフェとブティックが多く並ぶ広場もできた。コンチネンタルな感じが心地よい。
 この10年ほどで、ヨーロッパとUKの距離は嘗てないくらいに縮まっている。人の行き来がまず凄まじい。その結果、大陸の良い部分が本当に上手に取り入れられたと思う。食事にしろ、街の風景にしろそうだ。僕が最初に赴任した2002年当時は、「あれ?なんか違う。イギリスってヨーロッパじゃなかったの??」と感じたものだった。
こちらは、UKチックなKings Rd.

じゃーん、やってきました。私の記念すべきロンドン第一歩の場所。赴任して2ヶ月弱住んでいたフラットです。懐かしいー。イギリスに向かう途中の飛行機で盲腸が痛み出し、着いた翌日に病院に駆け込んだのでした。あれは、本当に心細かった。雨がしとしとと降る典型的なイギリスの冬の一日だったなぁ。

その近くに、すばらしいPubを見つけた。4ヶ月前にOpenしたそう。
 この、モダンブリティッシュな感じが最高に居心地が良い。

 思わず、2杯言ってしまいました。コーンウォールのBitter。
 外に出ると、ちょうど雨が上がり良い雰囲気に。雨が降ったり、日が差したり。一日の中でもめまぐるしく天気が変わる。それが、ロンドンだ。
 雨上がりの美しいショット!
 念のため言っときますが、トヨタ大嫌いです。でも、このLexusは風景に非常にマッチしていていい感じだった。当たり前のように、上の写真のRange Roverはマッチするわけですが、このLexusも負けてない。車のデザインって本当に奥が深いわ。
 本日のパン。当時と比べて、こういったコンチネンタルなパン屋が物凄く増えた。本当にうれしい!
あの頃は、ボソボソのイギリスパンしかなく、苦労したものだった。
 さて、London最終日を迎える前に、Whole Foods Marketについてコメントせねばなるまい。高城剛氏が「オーガニック革命」って本書いてたけど、僕も確かにこれは革命的動きかも知れないって思う。2000年台前半から、イギリスでは小さなオーガニックショップや、ファーマーズマーケットが流行し始めた。顔が見えて安心で、それぞれにストーリーがあり、そして何よりおいしい。しかし、単においしいからとか、安心だからとか言うだけでなく、そういったところで買い物をするということが、段々と自分自身のアイデンティティと強くつながり始める。自分の体は「物質的には」食べたものからのみ組成されているからなのであろうか???一度、コッツウォルズの放し飼いのニワトリの卵を食べだすと、TESCOの卵工場で産まされた卵なんて、食べられなくなるのだ。そして、「高くてもいいから食べたい」という意味で、価格と価値のバランスが、マスのマーケットとはかなり違った形で存在しはじめる。例えば、おいしくて安心なオーガニックオレンジジュースは1リットル7ポンド。約1,000円なのだが、継続して買ってしまうのだ。自分自身のアイデンティティと結束してしまう消費行動。非経済的でああり、イデオロギー的な部分も大きい。これは、効率のみ求める資本主義への否定なのか?それとも、「食べたものからのみ作られる自分」という意味では究極にオプティマイズされた資本主義の行き着く先なのか!?
そして、このムーブメントをうまく商業ベースに乗せたのがWFM。これが、西海岸のアメリカ企業というのがまたまた面白い。Londonの中堅オーガニックショップを買収して、この地にもおきな橋頭堡を気付いた。
今回、ホールフーズマーケット ケンジントン店から数分のフラットだったので、毎日買い物に来た。放射能なんか気にすることなく、おいしそうなオーガニック食品をバンバン買って、どんどん調理して、ガツガツ食べる!なーんて、人間らしいんだ!本当に、おいしく楽しい食生活。いやー、イギリスっておいしいなぁ。放射能フリーっておいしいなぁ。

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